依然として、状況は流動的。
(午前0時の更新です)
月曜日の日経平均は大幅高。
コックス議員銃撃事件を受けて、ブレグジット懸念が後退し、
売りポジションをいったん整理する動きが広がりました。
「一発の銃声」は、この上もなく痛ましい事件でしたが、
それが世界の市場を安心させる材料となったというのは、
歴史の皮肉というべきか、過酷さというべきか。
ただ、英国世論は今、合理性より感情に支配されており、
投票の当日まで何があるか全くわかりません。
離脱派、残留派ともに最終盤の訴えを行っていますが、
日本の選挙でも「マイクおさめ」というように、
最終日の最後の演説には最も力を入れるものであり、
これをみて、翌日の投票を決める有権者は多いものです。
依然として、状況は流動的であるといえます。
気の早い人は「もう、残留で決まりだろう」と、
買いポジションを増やしているようですが、
「火事は最初の1分、選挙は最後の1分」
という「選挙格言」を忘れることなく、
万一、「思惑」が外れても破滅しない備えは必要でしょう。
古今東西、「欲」に支配されて相場にのめり込んだら、
自らが発する「欲」に身を滅ぼされると決まっています。
慎重の上にも、慎重すぎる警戒を重ねるのが私の流儀です。
「運命の週」から審判が始まることになっている、
日本の参院選も、やや流動的になっています。
前号メルマガ(第113号:6月19日発行)で、
先週末に感じた「変化の予兆」に言及しましたが、
週明けに発表された世論調査の数値がこれを裏付けました。
私が聞いたいくつかの重要選挙区の情報や、
各党の比例支持率の推移には驚くべき内容も含まれており、
与党側はそう油断をしてもいられない状況です。
もっとも、自公側にもまだ「隠し玉」はあります。
特に今年の参院選は選挙期間が18日間と長くとってあり、
与野党も、有権者も中盤でダレることが予想されますから、
現時点で出ている数値だけではまだなんともいえません。
ともあれ、
「政界は一寸先が闇」
「相場は生き物」
です。
英国のブレグジットも、日本の参院選も、
どちらの結果になっても相場が大きく動くという意味では、
非常に共通した特徴があるといえます。
日本も世界も数年前には想像もできなかったほどの、
大きな変化の波に晒されていますが、
こういう変化の時代に生まれてきた私達としては、
覚悟をもって進むしかありません。
どんな変化の時代にあっても生き残り、
大きな富を築き、継承する方法について、
私達は考え続けるしかありませんので、
次号メルマガ(第114号:6月20日)からは、
今まで書いたことはないものの、
投資や人生においてとても大切だと思う事柄を、
少し、気合いを入れて書いてみようと思います。
自分自身の「座右の銘」を刻むつもりで。
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