依然として「9月相場」は材料が満載。
昨日の日経平均は反落。
一昨日の「買い戻し」の流れで高く始まったものの、
「思惑」のみの上昇は続きしませんでした。
SQ週に不意に動き出した場合は、
火曜、水曜とトレンドを形成して、
想定外の値幅をとることも多いですが、
昨日は不正融資に絡む地銀の経営不安など、
折からの不安が再び台頭する結果となり、
利確の売りに押されてしまいました。
ハイテク株が売られたことなども、
上昇しづらいムードを醸成しましたが、
一昨日以降、日経平均は「安すぎる」とはいえず、
売り方がビクビクする株価位置でもないことも、
昨日の反落の背景にあるものと思われます。
いずれにせよメジャーSQを通過後に、
内外の相場環境がどうなっているかを、
明鏡止水で見極める必要があります。
米中、日米の「貿易戦争」では、
そろそろ新しい動きが出てきそうですし、
英国のEU離脱問題もギリギリのところです。
安倍政権は巨額の経済対策・株価対策で、
日経平均を高く維持する構えを見せつつ、
「外交戦」という「見せ場」を演出し、
「総裁選」を有利に戦っていますが、
すべてが総理の思惑通りともいえず、
これが日経平均の上値にも影響します。
依然として「9月相場」は材料が満載です。
米国を震源とする外的環境を整理した上で、
一連の「外交戦」と「総裁選」を通じての、
安倍政権の対応と「玉」を中心にして、
次号メルマガ（第230号：9月16日）で、
「9月相場」の後半戦の展望を分析する予定です。
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