「大きな動き」が近いか。
昨日の日経平均は、「ひとまず」戻り高値を更新。
・・・とはいうものの、更新した直後に失速です。
そして、そこから300円近く下落して引けました。
ちょっと悪い感じです。
先々週の大暴落後の戻り局面での高値は、
2月16日:16341.56円
2月18日:16337.59円
2月23日:16350.38円
となっており、いずれも16300円台半ばで叩き落とされています。
いずれにせよ、昨日の失速は良くありません。
前号メルマガ(第96号:2月21日発行)で書いたように、
売りで勝負するつもりの方は、
昨日、高値をクリアに抜けず、むしろ失速したのをみて、
売り玉を仕込んだ方もおられると思いますが、
「期待」と「不安」の拮抗は近いうちに崩れ、
上にも下にも「大きな動き」が近い可能性があります。
(まだ、G20次第では「上」の可能性もあるので注意は怠らず)
16100円ラインを軸に膠着状態になった理由は、
前号メルマガに詳しく書いたとおりですが、
「16100円より下は安すぎる」というコンセンサスが崩れれば
「水準」全体が明快に「下スライド」する恐れがあります。
G20で金融システムや原油安への不安を払拭できれば、
市場は霧が晴れたようになるのでしょうが、
そうでない場合は来週以降に連続してやってくる関門が怖いです。
いずれにせよ、これだけ膠着状態が続いた後ですので、
市場の均衡が破られた後は派手に動き出すものです。
やがて「大きな動き」になると覚悟して相場を注視したいと思います。
一方。
政界では「大きな動き」が突如発生しました。
ようやく民主岡田代表が腰を上げそうです。
・・・というより、松野維新が「音を上げた」というべきか。
(報道の通りなら、事実上は維新の党が終焉するだけの話です。
「第3極」の一部が民主党に呑み込まれ、消滅して終わります)
前号メルマガの段階では民・維はバラバラのまま、
野党共闘の方向性を模索する可能性が濃厚であり、
それが共産党の存在感をかなり強めていると書きました。
松野維新が岡田民主に膝を屈することになれば、
野党共闘の主導権はふたたび民主党の側に戻ります。
急転直下、野党共闘は「野党再編」路線に回帰しそうです。
もっとも、いくら党名を変更しても、
「次の選挙」で自公両党に勝てるかどうかわかりませんが、
「次の次の選挙」以降は侮れない力を持つ可能性はあります。
これが、与党内の権力争いにも影響を与えるかもしれません。
メルマガ読者の皆様はご承知のように、
私は「当面の政界」は与党内の権力抗争だけが鍵になるとみています。
しかし、「数年先の政界」を考えると、
「野党再編」の行方は決して見逃せないファクターになると考え、
こちらのほうも詳細にウォッチしてきました。
数十年単位の「未来設計図」はなかなか動かないものがありますが、
目先の経済政策は、政界の権力模様次第で相当に激しく変化します。
全ての投資家にとって非常に重大な話ですので、
昨日発生した新しい「大きな動き」の情報をよく整理し、
次号メルマガ(第97号:2月28日発行)で分析します。
こういう観点から相場や投資のことを考える人は少ないですが、
「時代を見る目」を誤らなければ、
大きな富を掴むのは、そう難しいことではないと思います。
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