ボールは当局の手のなかにあります。
(午前0時の更新です)
週明けの日経平均は16100円を挟んで膠着。
「16100円」という数字が意識される理由は、
前号メルマガ(第96号:2月21日)に書いた通りです。
「期待」と「不安」が膠着しています。
「期待」の中核にあるのはG20です。
また、原油価格をめぐる産油国協議の実効性確保も注目されています。
年初から続いた不安要因を緩和するような国際取り決めが出れば、
少なくとも「居心地のいい水準」(今週は「仮」ですが)でいう、
「ど真ん中」近辺までは戻しても不思議ではない状況です。
一方、市場をめぐる「不安」も根強く残っています。
G20への「期待」が剥落したり、失望を招く材料が出れば、
その瞬間に「水準」全体が「下スライド」した上で、
下限ギリギリを試す動きになっても不思議ではありません。
来週以降はまた大きな関門が控えていますから、
上にも、下にも極端な動きになりかねない状況です。
現時点では、やや「期待」が膨らみつつあり(ナイトは16200円前後)、
ある程度の戻り相場やってきてもおかしくない気もしますが、
先週の高値を超えることなく「期待」が剥落する展開になれば、
ちょっと恐ろしいことになりそうです。
さて。上に行くか、下に行くか。
いずれにせよ、ボールは各国当局の手のなかにあります。
つまり、政策要因で上に行くか下に行くかが決まりそうで、
これを現時点で正確に予言するのは困難です。
丁半博打を厭わない方は、そろりとポジションをとり始め、
石橋を叩いて渡る方は、「休むも相場」を決め込む局面です。
もっとも、ご存じの通り、私はいつも後者です。
前号メルマガに書いた見立てをメインシナリオと考えつつ、
しかし、一切の予断に固執することなく、
淡々と、政策当局と市場参加者の動きを見つめています。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第94号:2月7日発行、第95号:2月14日発行、第96号:2月21日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す