いつ、落ち着くのか。
(都合により、午前0時の更新です)
週明けから「びっくりしないことが肝要です」と書いてきましたが、
昨日の日経平均に世界中がびっくりする大暴落が発生しました。
暴落の最中で「欧米の株安を嫌気」という解説がなされましたが、
NYダウが177.92ドルしか下げてないのに、
日経先物だけ一方的に900円以上売り込まれた説明にはなっていません。
私としては、やはりSQ週火曜日に特有の下げ仕掛けだったと思います。
だとすれば、相場が落ち着きを取り戻す時期が読めるはずです。
…と、言いたいところですが、
「こうなるはずだ」と凝り固まるのは常に危険ですので、
本当にSQ要因だけで下げたのかを点検しておく必要はあります。
考慮するポイントは、「新たな下げ材料が台頭してないか」ということです。
まだ、それほど本格化しているわけではありませんが、
週明けから新たに取り沙汰されている不安材料に、
・欧州発の金融システム危機
・日本発の金融システム危機
の2つがあります。
このうち前者については昨年秋からのメルマガで何度も触れています。
また、後者は日銀のマイナス金利の副作用として発生するものです。
(次号メルマガ:第95号で「ちょっと由々しき話」を書きます)
いくら私達がSQ要因で相場が上下するのを、
「こういうもんだ」と大きく構えているとはいえ、
さすがに昨日の900円超級の下げはショッキングでした。
特に国債金利のマイナスはまずいです。
金融機関に軒並みダメージを与えますので、
得をするはずの財務省でさえ青ざめていると聞いています。
「日本市場が異変発生」というニュースに、
世界中がびっくりしていますが、
世界市場に過剰な動揺が広がっていけば、
世界のどこかで別の危機に火をつけることにもなりかねません。
日本市場というのは、私達日本人が思う以上に存在感があります。
衰えたりとはいえ、世界第3位の規模を持っています。
世界連鎖株安を日本単独で食い止めることもしょっちゅうですし、
日本発のショックが欧米市場を揺さぶることもあります。
今後のエントリー判断に関しては、
昨日の日経平均大暴落の世界への「余波」はいかほどかも、
一応、慎重の上にも慎重に見極めておきたいところです。
どちらに行くにせよ、SQ通過後の株価見通しについては、
欧米市場の動きをよく見てから考えたほうが無難だと思います。
もっとも、現時点(16000円前後)の株価位置まではまだ、
前号メルマガで見立てた「想定の範囲内」です。
問題は、今日以降です。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第94号:2月7日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
ここのメルマガやこのブログ、そして2014年総集編のノウハウのおかげで、年明け以降の相場でも、日々狼狽せずのんびり構えることができています。
2015年総集編も楽しみにしています。