昨日の日経平均も続伸。

前夜の米国株はやや下げており、

為替もあまり動きませんでしたが、

火曜の「サプライズ」で上昇した後、

特に悪材料が出ていないことが、

日経平均を3日間続伸させています。

ただ、昨夜は企業決算等を理由にして、

米国株が少し下げています。

欧州の利下げなどもあって為替は動き、

やや「円安」方向に傾いており、

日経平均の上昇圧力になりますが、

米国に「連れ安」する作用が強ければ、

続伸は止まる可能性はあります。

いずれにせよ、大きく動くかどうかは、

相場環境がどう変化するかにかかり、

諸情勢は目まぐるしく動いています。

「日米協議」の内容も気になりますが、

少なくとも軍事面に関するほうは、

米国も「想定外」に翻弄されたのか、

現時点では強い対日要求の内容が、

表に伝わってくる展開にはなっていません。

日本が中東情勢にどう関与するかは、

安倍政権と日本市場の未来を左右しますが、

米国のトランプ政権内部の温度差や、

英国で発足する「ジョンソン政権」など、

不確定な変数にも左右されますので、

次号メルマガ(第275号:7月28日)で、

再び詳しく分析する予定です。

他に来週のFOMCや各種の重要指標など、

重大な不確定要因が多く存在しているため、

日経平均は続伸が続いているといっても、

売買代金は一向に膨らむことはなく、

歴史的な「薄商い」の状況のまま、

「様子見」のモードが継続しています。

無論、すでにバカンスシーズンでもあり、

夏に「薄商い」が続くこと自体は、

例年のことといえばそれまでですが、

今年は非常に材料が満載の状況でもあり、

いつもの「夏枯れ相場」とは異なります。

長く「薄商い」が続いているだけに、

情勢が変化して材料が出たらその瞬間に、

大いに動く可能性秘めているわけですし、

この夏はその材料の種も数多くあり、

どれも決定的なものばかりといえますので、

いつ、何をきっかけに動く可能性があるか、

次号メルマガでまた展望を分析します。

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