落ち着くまで、もうひとヤマ、ふたヤマ。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均は暴落後の乱高下。
「為替」や「金利」がやや落ち着き、
前夜の米国市場の大反騰したこともあり、
寄り付きから大きく上昇しました。
昨日のブログで、
「まだ救いはあります」
と書きましたが、日経平均は一時、
先週の株価水準である22300円台を回復しました。
無論、これは機械トレードの「買い戻し」が主であり、
実体経済や投資家心理ともかなり遊離しており、
日本市場が「おもちゃ」にされている嫌いがありますが、
基本的には米国株高という「追い風」が続き、
今後も「為替」や「金利」が堅調であるなら、
まだ「先高感」が復活する可能性はあります。
ただし、さすがにあれだけの大暴落の後ですから、
混乱がおさまるには一定の時間が必要ですし、
当面のところは混乱がおさまるその前に、
もうひとヤマ、ふたヤマあり、
今週、来週と日米両国で大きな案件が控えています。
とりあえず今日以降、米国の「つなぎ予算」が、
どういう形で決着を図るのか気がかりです。
下院は通過したものの、上院の動向は不明であり、
何より大統領の強硬発言が引っ掛かります。
また、何より来週、日本の金融政策に絡んで、
どんな「憶測」が持ち上がるのか不透明です。
こうしたこともあってか昨日は引けに向けて、
上昇したぶんをどんどん消す展開となり、
終わってみればわずか35円高となりました。
いずれにせよ混乱が続いており、
状況判断をするに足る材料が出揃っていません。
ある程度、相場環境がクリアになる来週まで、
再上昇についての判断は留保すべきと思われます。
米国の「つなぎ予算」の件も重要ですが、
特に日米とも「金融政策の転換」があるかないかで、
中長期的な市場の見通しは天地の差となりかねず、
情勢を読み違えると致命傷になりかねません。
慎重に材料を集め、検討した上で、
次号メルマガ(第199号:2月11日)のなかで、
ここから先の相場シナリオを分析する予定です。
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