日経平均に「下への波乱」が発生です。

昨日は甘利大臣の「予言」を大きく上回るGDP値の修正で、

日経平均が最高値を目指して騰勢を強め、

「このまま2万円再突破もあるか」と「期待」された瞬間に、

「それ」はやってきました。

メディアは急落の理由として「原油安や中国不安」などが挙げていますが、

いかにも「苦しい」解釈です。実際、原油が安くても中国株が下げても、

今年の夏、あるいは11月の日本市場は堅調に上昇しています。

私の考える理由はただひとつ、

「SQ週の火曜日だから」

ということに尽きます。

昨年からこのブログをお読みの方ならご存じのとおり、

ここしばらく、「SQ波乱」は「魔の水曜日」ではなく、

ちょっと前倒しで火曜日に仕掛けられることが多くなっています。

こうして毎回、毎回、判で押したように火曜日に荒れるのに、

そのことに言及するメディアがほとんどないのは不思議ですが、

昨日のブログで「焦りも恐怖も禁物」と書いたように、

今回もきっちり火曜日から荒れる展開となりました。

SQ波乱の不可思議さは、上に行くか下に行くか全くわからず、

多くの投資家がパニックになって資金を吹き飛ばされるところにあります。

上に目指すにしても、下に荒れるにしても、

その値動きには合理的な根拠は全くなく、

ただただ、巨大資本による「思惑」と「駆け引き」の結果として、

投資家心理をかき乱して、彼らからごっそり金を巻き上げるのが目的です。

それゆえ、まったく理屈のつかない展開に、

「なんでこうなるの?」と途方に暮れることがしばしば発生するのですが、

まさに昨日の急落などはそういう事例の最たるものといっていいでしょう。

昨日朝、「焦りも恐怖も禁物です」と書いておいたのはそういうわけです。

メジャーSQがこのまま19500円あたりにとどまるのか、

それとも、さらなる逆波乱で上を目指すのかはわかりません。

昨夜、ナイトセッションは19250円まで下げていますから、

19250円や19000円という暴落劇を演じる可能性もあり、

その場合は総集編でしつこく書いた「SQ朝イチトレード」も、

ひとつの選択肢に入ってくるかとは思います。

日本政府はまだ上昇の「玉」を持っていますし、

外部要因はそう悪くありませんから、SQ波乱で急落してアク抜けすれば、

「掉尾の一振」を目指した再上昇もあり得るとは思いますが、

いずれにせよ、SQ値の落ち着き先を見て考えたいと思います。

私は、「時鳥トレード」の基本セオリーにしたがって、

SQ要因で「高値異常値」に突入したならば、

売りエントリーをするおいしい展開になると考えていましたが、

昨日の「下への仕掛け」が成功したことによって、

今回、その可能性はかなり低くなったなと考えています。

ま、私としてはそういうことを残念にも悔しくも思わないというのは、

すでに読者の方々も重々、ご承知のことと存じます。

あらかじめメルマガで指定したゾーンに達した後、変調の予兆が出れば、

淡々と、粛々とトレードするのが私のスタイルであり、

あくまで「全勝」にこだわって、固く、固く行くのが「時鳥トレード」です。

「儲けそこないは勝ちと同じ」というのが基本原則ですので、

条件にあわなければ何か月でもじっと待ちますし、

勝ちを焦って勝算のないトレードをすることだけは、

何があっても絶対にしないというのが私のやり方です。

それよりも、

次号メルマガ(第86号:12月13日発行)で詳しく述べるように、

SQ週の勝負で一回勝つか負けるかなどよりはるかに重要な変化が、

来年以降の日本と世界の経済に起こりつつありますので、

今後はSQ波乱の行方を横目に見つつ、

大きく、ある程度、長期的なスパンでの情報収集と見立てに、

一生懸命専念してメルマガの内容を練り上げるつもりです。

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※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

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