「SQ波乱」の注意点
メジャーSQは大波乱の展開となっています。
昨日はいったん前日終値付近まで押し返しましたが、
達しないとみるや急反転して下げが加速しました。
ナイトセッションでは19000円を割りましたので、
昨日のブログで書いた、
「19250円や19000円という暴落劇」
が現実のものとなった形です。
おかげで、11月の「堅調推移」での上昇分を、
わずか2日で吹き飛ばしていますが、
こういうことが起きるのがメジャーSQです。
さすがにここまでわかりやすく先物主導で下げてくると、
報道も盛んに「SQに絡む仕掛け売り」に言及し、
「魔の水曜日」だと囃し立てていますが、
だいたいSQを前にした思惑は前週金曜日あたりから兆しが出て、
火曜日から派手な動きとなって顕現するというパターンが、
実際の値動きを観測してきて得られた最近の傾向であることは、
毎月のメルマガでくどいくらいお伝えしているとおり。
私は、まだ「堅調推移」を続けていた11月終わり頃のメルマガで、
「12月の転機」を12月第2週のこのSQ週と想定していますが、
まあ、別に「当たった」といって自慢するほどでもないくらい、
「当たり前」といえば「当たり前」の、「いつもの動き」です。
ただし、私自身は今回はエントリーを見送っています。
SQ入り直前の株価位置が中途半端であったため、
「上への波乱」も「下への波乱」もどちらも起こり得ると考え、
そのうち、「上に跳ねる」展開になった時だけが、
私の定義する「安心、安全、堅実」なチャンスとなると判断し、
ずっと「売り目線」での出動準備をしてきましたが、
私の「待ちゾーン」に達する前に仕掛けられて失速し、
「売りが売りを呼ぶ」展開となりましたので、
今回は出動を見送り、この壮大な暴落劇を静観しています。
「時鳥トレード」は「実験劇場」ですから、これでいいのです。
ひとつ注意したいのは、「SQ波乱」というのは、
一方向に動くばかりでもないことです。
火曜日、水曜日と大きく下げた(上げた)後、
木曜日に不意を突くように大反発(大反落)をして、
お祭り騒ぎに安易に乗った個人投資家をパニックに陥れ、
逆方向の「想定外」の株価位置を目指すことも多々あります。
このあたりは「思惑」や「駆け引き」「出し抜き合い」によって、
突如として流れが変わり、しかもそこには何らの合理性もないため、
振り回されて資産を失うことなどないよう注意が必要です。
だからこそ、私は十分な「高値(安値)異常値」に達するまで、
ひたすら待機して、中途半端な位置でのエントリーをしないのです。
11月にあれほど一本調子での上昇を記録しましたので、
「12月の転機」で下げることはわかり切っていた話ではありますが、
中途半端な位置でエントリーをしてしまえば、
思わぬ変動に振り回される恐れがありますので、
私は「時鳥トレード」のポリシーに徹底して忠実に行きます。
ともあれ、「今回のSQ波乱は下げ!」と判断して、
この年末のお祭り騒ぎに飛び乗った方も多いでしょうが、
「どこで急反転するかわからない」ということだけは、
一応、念頭に入れておいたほうが賢明かと思います。
すでにたっぷり含み益がある方は多少反転しても大丈夫でしょうが、
少なくとも、この位置から売っていくのはちょっとリスクが大きいと、
私は考えております。
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