メジャーSQ通過と「コロナバブル」の今後。
（午前1時の更新です）
昨日の日経平均は大幅反落。
一気に23000円ラインを割り込んで、
22500円まで下げてしまいました。
メジャーSQに絡む思惑もあって、
突飛な値動きが発生する可能性を、
前号メルマガ（第320号：6月7日）で、
あらかじめ指摘しておきましたが、
昨日の下げがSQ要因だけだったかどうか、
今日以降、よく見極める必要があります。
日本でも悪い指標や円高を材料にして、
悲観論がまた目立ち始めていますが、
世界的な「バブル」の総本山である、
米国市場が総崩れを開始しているのは、
どうにも気になるところであります。
各国政府や中央銀行がもたらしてきた、
「過剰流動性」が直接的な原因になって、
今回の「バブル」はもたらされましたが、
ただ、それは実体経済との「ギャップ」が、
ずっと広がり続けてきたことと同義です。
新型コロナの感染再燃や「第2波」の懸念、
今しばらく続きそうな「7割経済」など、
実体経済が早期に戻り切るだろうとは、
多くの人が考えていなかったことも、
前号メルマガで詳述したところです。
株式市場が実体経済に即する形で、
「修正」されるようになるのであれば、
この「バブル」は弾けるのは必至であり、
激しい逆回転が起こりかねません。
実際、「米中対決」の熾烈な構図や、
米国と中国双方の国内政治の状況、
さらには日本の政局シナリオなど、
「協調」よりは「対立」が、
「安定」よりは「不安定」が、
内外情勢の基調となりつつある中、
あの「バブル」が生じていたのが、
今後はこのまま「修正」されていくのか。
メジャーSQ通過後の値動きも見ながら、
次号メルマガ（第321号：6月14日）で、
今後の相場シナリオを分析する予定です。
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