メジャーSQ週火曜日の「買い戻し」。
日経平均は大幅反発。
昨日、「良い兆しはあります」と書いた通り、
関西と北海道のインフラ復旧がアピールされ、
先週の警戒感が和らいできたことや、
災害対応や消費減税対策に関連した、
安倍政権の「玉」(政策パッケージ)、
また、英国のEU離脱問題が好転するかもと、
いくらか期待を持たせる情報が入ったことが、
上昇の「きっかけ」となったようですが、
しかし、基本的には「買い戻し」によるものです。
「本来ならあり得ない株価位置」で、
いくつか状況好転の情報が入った結果、
慌てて「買い戻し」がなされたわけですが、
その背景には先物市場をめぐる思惑もあります。
昨日のエントリーで触れましたが、
メジャーSQ週の火曜、水曜というのは、
「ふだんならあり得ないような動き」が、
しばしば発生するものです。
昨日は「買い戻し」が進んだ結果、
「安過ぎる」とは言えない株価位置まで、
一気に戻すことになりました。
総裁選を戦う安倍総理にとっても、
ほっとひと安心の株価位置だといえます。
ただし、このまま市場の空気が変わるかどうかは、
SQ通過後の相場環境と株価位置によります。
折からの「災害リスク」のどう対処するかは、
引き続き安倍政権の大きな課題であり続け、
市場の関心も高いところであります。
前号メルマガ(第229号:9月9日)で述べた通り、
非常に厳しい選択を迫られることになりますが、
一方でその株高効果は抜群でもありますので、
政府・与党側からの発信も強化されています。
また、総理がどう「日米首脳会談」に臨むか、
そして、金融業界の安定を図るために、
当局がどんなアナウンスをするかなど、
「日本発」の不安の見通しについて、
世界が安倍政権の出方をうかがっています。
いずれにせよ政権は必死であり、
内外の状況は刻一刻と変化しています。
このまま「買い戻し」ではない動きが入り、
市場のほうも「秋の難局」を乗り越えられるか、
引き続き注意して見極めたいところです。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第228号:9月2日発行、第229号:9月9日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す