「空気」と「センチメント」の話。
いよいよ11月。
「年末相場」に向けて、相場環境はかなり落ち着いてきました。
日銀の「追加緩和」はなかったものの、金曜日の「失望売り」は最小限。
逆に、「補正予算」という「玉」が(意図的に)タイミング良く出て、
瞬間的な下落分を埋め合わせてきました。
それにしても、前号メルマガ(第80号:11月1日発行)に書いたとおり、
安倍政権の「経済運営」および「株価対策」は、
まるで違う内閣が誕生したかのように様変わりしています。
「政治と経済」「政治と景気」「政治と株価」は直結するという、
以前からの私の問題意識を売らずけるように、
政権の背後にいる「ご本尊」が後退するのとあわせて、
株価の値動きのクセまで、まるで違ったものになっています。
おそらく、古くからの読者の皆様はおもしろく感じておられるでしょう。
実際、永田町や霞が関を支配する「空気」のようなものはあり、
市場参加者全体で構成する「センチメント」もあります。
これらがあわさって、株価が展開するその都度、その都度で、
「高いな」「安すぎる」といった「コンセンサス」が形成されます。
そうした心理的概念に、一定の「尺度」を与えた目安が、
私がメルマガで公開する「居心地のいい水準」なのですが、
メルマガ公開以来、これまで「異常値上限(下限)」と判定した株価は、
ただの一度の例外もなく、その後、「元に戻す動き」が発生しています。
私の真価は、個々の政策の中身や効果を公平にきちんと分析しつつ、
この「空気」や「センチメント」を読み切ることにあると考えています。
ある方があまりに絶賛してくださるので、ちょっと戸惑う毎日ですが、
別に私に特別な力はありませんし、特別なことをしているわけでもなく、
ただ、淡々と、慎重に、上記の作業を毎週続けているに過ぎません。
ひとつだけ、他と違っているとすれば、
こうした形で「政界の空気」「政策分析」を相場分析に持ち込み、
リアルタイムにご提示するアナリストは、おそらく私一人ということ。
いたとしても、政治ネタのほとんどはポジション・トークですから、
うかつに信じてのっかると大けがをすることのほうが多く、
それゆえ、客観性、公平性、明晰性のある分析が必要だと思ったのが、
旧ブログ「政策に売りなし」を立ち上げた理由です。
読者の方々の投資法はそれぞれですから、
順張り、逆張り、新興株、IPO、優待・昇格狙い、スキャルピングと、
ご自身が自信のあるトレードをなさればよいわけで、
私はどの投資法も批判したり、評価したりするつもりは毛頭ありません。
ただし、どの投資法をやるにしても、「正しい相場観」に基づかないと、
致命傷を負ってしまうことになりかねません。
私はこういった思いで、情報の分析、ご提供に努めておりますので、
最近、私の評判をお聞きになってご購読される方はご承知おきください。
いつまで続けられるかわかりませんが、
発行する限りは「日本一の質と量」を目指しております。
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※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
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