「反攻」と、その先にあるもの。
内閣改造の「ご祝儀」が切れたように、
昨日の日経平均はずるずると下げてしまいました。
ただし、「利上げ先送り」でひと安心したNYが再上昇していますし、
中国や新興国も息を吹き返したようになっています。
日経平均も18000円ラインはかなり固くキープしていますから、
来週以降の「反攻」による再上昇に期待が持てます。
ここから上は「しこり玉」に邪魔されるとはいえ、
日本政府の「玉」(政策)への期待はつながっています。
安倍総理が発表した「新三本の矢」の柱となる、
「一億総活躍」とは何のことかと多くの人が突っ込んでいますが、
官邸周辺(と●●省)から漏れ伝わってくる内容から判断する限り、
少なくともその「狙い」はそんなに悪くありません。
無論、この「狙い」のために何をやるか(これが矢であり、玉)に、
内外の投資家は注目しているわけではありますが、
「一億総活躍」なるものが実現することは、
少なくとも日本への投資意欲にとってはプラスのような感触があります。
ただ、「一億総活躍社会」というものの実態は、
新自由主義と財政再建主義のミックスのようなものになりそうで、
大多数の一般国民が考えている内容とはおそらく逆でしょう。
これが「選挙対策」としては良いのか悪いのか、
加藤新大臣の腕の見せ所というところですが、
詳しい内容は次号メルマガ(第77号:10月11日発行)で。
現在、詳しい内容を確認中です。
TPPの交渉結果もこれから順次、発表されてきますので、
私としては、このあたりの「玉」をよく分析することで、
この秋の再上昇局面と「次のチャンス」がみえてくると思います。
ただし、「その先」の話にも注意を払うべき頃かと思います。
一昨日、IMFが示した「シナリオ」はわりと衝撃的でした。
以前メルマガに書いた「Troubled 10」シナリオと酷似していますが、
その内容はより具体的で、率直に言って「リーマン・ショックに次ぐ危機」。
この「シナリオ」はあくまで「悲観シナリオ」なのですが、
それが実現するかどうかはともかくとして、
世界金融界のトップの間にこうした懸念が共有されているのは事実です。
国内のほとんどのメディアがその内容をスル―していますが、
この秋から来年以降の世界経済にこれほど恐ろしい「シナリオ」があり、
世界中の金融機関、投資家が身構えて準備をしつつつあるということは、
「アベノミクス第2ステージ」に期待しようがしまいが、
投資家ならば誰でも頭の片隅に入れておくべきかと思います。
とても重要なことなのに、ほとんど誰も扱っておられないようですので、
次号メルマガ(第77号:10月11日発行)で詳しく書かせていただきます。
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