この大幅下落の先にあるもの。
連休明けの日経平均は大幅下落。
金融政策の「引き締め」の強化や、
ウクライナでの戦争と「制裁」など、
世界経済の不安が反映されて、
日経平均も大きく下げています。
西側によるロシア原油の禁輸措置や、
中国の「ゼロコロナ政策」なども、
世界経済の重石として意識されており、
米国株も底割れしそうでありますが、
日経平均もこのあたりを割ってしまうと、
その先が大いに不安になることは、
前号メルマガ（第420号：5月8日）で、
「居心地のいい水準」に照らして、
分析し、指摘しているところです。
無論、岸田政権とてこの状況を、
放置するつもりはないようであり、
「アベノミクス」ばりの株高政策で、
対抗する決意を表明していますが、
具体的に何をどう実施するのか、
それがいつのことになるのかは、
まだ全く示されてはいません。
容易ならざる「5月相場」ですが、
外部環境が早期に改善されるとは、
あまり思われていないこともあり、
今年後半にかけての株式市場が、
さらに不穏になっていくことも、
考えておきたいところであるのも、
前号メルマガで述べた通りです。
いずれにせよ情勢の推移にあわせ、
適宜適切に対処していくより他に、
生き残る方策はないわけですので、
引き続き注意力を高めたい局面です。
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