「反攻」。
日銀の決定会合ではサプライズはなし。
また、改造内閣の顔ぶれは前夜までに報道されたとおり。
・・・これで昨日の日経平均は、いったん18000円割れ。
しかし、
米国が連騰、中国も新興国も落ち着いている状況で、
・日銀決定会合は10月30日にもある
・改造内閣が何かをやるに違いない
という「期待」がつながり、さほど売りは広がりませんでした。
そして、新しい買い材料などひとつもないというのに、
後場に入って「先物主導の買い」が観測され、
市場全体がびっくりしたように上昇に転じました。
先週、一部週刊誌が「PKO資金は弾切れ」と報じていましたが、
先月末の臨時メルマガに書いたようにまだ数ヶ月分の余裕があります。
9月の暴落局面でほとんど観測されなかった「先物買い」が、
重要な政治日程にあわせるように出現したことで、
昨日は、相場をめぐる空気がかなり変わったようです。
安倍政権の戦術が久々にはまった格好です。
ただ、「期待」がつながったとはいえ、
それらはすべて「先送り」の結果です。
・米国利上げも「先送り」
・追加緩和も「先送り」
・「新3本の矢」の「玉」も「先送り」
で、「期待」ばかり先行して買われているのだとすれば、
いずれ「事実」で売られる日が、必ずやってきます。
日経平均が今後どこまで伸び、どこで失速するかは、
これまでの市場の「期待」に対応する、「反攻」の中身次第。
「期待」だけで上げられるだけ上げるのは結構なのですが、
いずれにせよ、「米国利上げ」はいつか必ずやってきます。
その先に、「安心、安全、堅実」なチャンスがあると考えますので、
これから本格稼働する留任閣僚、新閣僚の動向をよく見つめて、
「経済最優先」第3次改造安倍内閣の打つ手を確認したいと思います。
基本的に前号メルマガ(第76号:10月4日発行)の「目安」については、
現時点ではまだ大きく修正する必要はないと考えてはおりますが、
新材料をふまえた見立ては次号メルマガ(第77号:10月11日発行)で。
この「反攻」による短期的に上昇の可能性はもちろんありますが、
中長期的な見地から私はリスク・オフの作業を進めております。
国際機関から気になるレポートも出ましたので、
その内容についてもまた、次号メルマガで。
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