「米中協議」のその先に来るもの。
昨日の日経平均も続伸。
前場はやや売りに押され、
21300円台まで下げる場面もありましたが、
「米中協議」について具体的な内容が、
お昼どきにリーク記事の形で流されるや、
プラス圏へ浮上し21500円台に乗せました。
中国が本当に「構造改革」の要求を受け容れ、
米国との間に覚書を締結するのであれば、
懸念された火種がひとつ消えることにもなり、
市場には大きな安心材料になります。
少なくとも米国市場には好材料であり、
中国を含むアジア市場にも短期的にプラスです。
もっとも、両国間の主張の隔たりと、
覚書が締結されない可能性についても、
記事のなかであわせて指摘されています。
昨日の段階で具体的な何か具体的な形で、
交渉に進展があったわけでもないようです。
実際、昨日は大引けにかけて値を消し、
やはり21500円を割っていますから、
市場は強気一辺倒にはなっておらず、
また、米国市場の反応も限定的でした。
どんどん上値を追っていく雰囲気からは、
まだ少し遠いものを感じられるところです。
なにしろ「構造改革」は「全面降伏」に近く、
合意が実現されるかどうかも不明ですし、
仮に中国が本当に受容し、実施するのであれば、
それはまた別の火種を招きかねないことは、
前号メルマガ(第252号:2月17日)のなかでも、
詳しく申し上げているところです。
仮に「米中協議」が妥結して次に来るのは、
短期的には日本の「外交戦」への試練であり、
また長期的には東アジア全体の秩序構造が、
良くも悪くも変化することだと思われます、
相場への影響は甚大になりそうですので、
次号メルマガ(第253号:2月24日)のなかでも、
さらに掘り下げて分析する予定です。
いずれにせよ刻一刻と状況が変化しており、
各国の政権はそれぞれの存亡を賭けて、
渾身の駆け引きを行い、判断を迫られています。
「3月危機」への懸念が払拭できないなか、
内外でめまぐるしく情勢が動いており、
日経平均の未来は大きく左右されますので、
次号メルマガで諸情勢を整理して、
来月にかけての相場展望を分析します。
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