昨日の日経平均は一時19008.13円を記録。

水曜日に相場が反転して「下が固い」という認識が広がったためか、

メジャーSQをめぐる「思惑」による駆け引きは、上に跳ね上がりました。

これで、私の定義する「異常値」から頭ひとつ抜け出た形になっていますが、

私が注視しているのは、これがSQにまつわる一時的な状況なのか、

それとも、恒常的なものとして「先高感」が続いていくのかということです。

昨夜は、ようやく大きな反発をしたNY市場ですが、

3月17、18日のFOMCを前に「利上げ警戒」がどうなるか気になります。

もし、NYに大きな下げ要因が発生し、相場が荒れるなかで、

それでも来週以降も日経平均の上昇が続くようであれば、

日本市場は本格的に別次元に突入した可能性が高くなります。

政府PKOが海外勢に広がり、いよいよ個人投資家が高値圏の株を争って買い始め、

相場の空気を「買い一色」へと変え、しばらくそれが続く可能性があります。

そうなれば「バブルの入り口」から「プチバブル」の段階です。

もっとも、私は今回の「スピード調整」が始まる前から、メルマガやブログで、

「値幅を伴わない、日柄調整で終わる可能性」について言及してはおりますが、

先日来述べているように、この程度の値幅の調整で終わるのはヘンな話です。

本来であれば、せめて1000円規模の下落を経てから再上昇したほうが、

長く、しっかりした上昇局面が期待できるはずですので、

来週のFOMCの前後のあたりで18000円以下で底を打つのがベストのはずでした。

このままでは非常に危うい上昇になりかねないと危惧しますが、

そもそもがこの「官製相場」こそ「やってはいけない」危うい市場操作です。

何度も申し上げているように、私は、しばらく「いい時」が続くと考えていますが、

あまり無理を重ねて上昇をさせたならば、あるときを境に、

またガラッと様子が変わり、一転して厳しい時代が来ると思っています。

政権にとっては「自業自得」ですが、政治がどんな大失策を犯しても、

尻拭いさせられるのは、いつの時代も国民です。

株高に浮かれるのはいいですが、この帳尻合わせをするのは私たち国民なのです。

そして。

次号メルマガ(第47号:3月15日発行)に詳しく書くのはその話題です。

いずれ国民、特に、ある一部の人々の富は、ごっそり取り上げられるかもしれません。

このまま安倍政権が続けば、来年の憲法改正は不可避です。

しかし、世間一般にイメージされているように、

即座に9条が改正されるわけではありません。

日米同盟の要請に応えるためには、この5月から審議される安保法制で十分です。

おそらくは、リベラル派と公明党(の背後団体)の猛烈な抵抗もあって、

「9条改正」は先送りされ、無難な条項だけの「プチ改正」になるでしょう。

しかし、そこに落とし穴がありそうです。

少なくとも、投資家、資産家は、よほど注意する必要があります。

ちょっと前に、NHKが「預金封鎖」を番組で紹介して騒ぎになりました。

「預金封鎖」は終戦直後、実際に行われましたが、現行憲法下ではまず無理です。

政府にはいかなる状況でも、「私権の制限」には制約があるからです。

ところが。

「プチ改正」が濃厚なある条項のなかに、それを可能にする「仕掛け」が、

いつの間にやら滑り込まされようとしているようです。

それは何か?

いずれ大きな物議をかもしそうな内容ですので、

メルマガ読者の皆様にいち早くお知らせいたします。

今後のポートフォリオ作成、資産形成計画そのものに影響を与える、

大きな大きな問題だと私は考えておりますので、

少なくとも日本人がこの日本で資産を増やし、維持しようとするならば、

必ずこのポイントだけは注意しておいてください。

では、続きは週末のメルマガで。

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