まだ、日本でも「まさか」の芽が残っています。
(午前0時の更新です)
NY市場で「トランプ・ラリー」が継続し、
NYダウも最高値を更新した翌日ではありますが、
日経平均は寄り付きこそ高く始まったものの、
終日にわたって上げ幅を縮めて引けました。
前号メルマガ(第137号:12月4日)でも書いたように、
欧州、中国、新興国のいずれにも、
「乱気流」の種が蒔かれています。
米国での政策「期待」は続くとはいえ、
それがいつまで、どの程度、日本市場と連動するか、
見極めが必要な時期がやがて来そうです。
なかなか息詰まる局面になってきました。
日本の国会はいよいよ残り1週間。
政府・与党側は懸案であったところの、
「TPP関連法案」「年金改革法案」「カジノ法案」の、
いずれをも成立させる目処をつけつつあります。
前号メルマガで詳しく解説しましたが、
今、国会で行われているのは、法案の中身うんぬん以前に、
年末以降の政局を睨んでの「玄人と玄人の駆け引き」です。
与党側の目論見通りに法案が成立しても、
野党側の目論見通りに解散が遠のくならば、
年末年始にかけての「期待」はしぼみかねず、
政権側は来年のシナリオの練り直しを迫られます。
つまり、野党が押しまくられているように見えて、
与党は墓穴を掘りつつある恐れがあるわけです。
無論、そうした危険は官邸中枢は百も承知でしょうから、
まだ、もう一手、奇策があるとの話もあります。
そういう「噂」を耳にしていた矢先、
安倍総理の真珠湾訪問が発表され、
小池都知事側近「7人の侍」が除名されました。
英国やイタリアの国民投票、
また、米国の大統領選挙など、
今年は世界が「まさか」に振り回されましたが、
まだ、日本でも「まさか」の芽が残っています。
国民もメディアもよく理解していないところで、
永田町では相当に緊迫した駆け引きが展開しており、
年末年始の相場にかけて特定の「思惑」で臨むのは、
いずれにしても、一定のリスクがあると思います。
詳しくはまた次号メルマガ(第138号:12月11日)で。
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