「バブル」の本質は「ババ抜き」。
異常に強い動きです。
昨日は前場こそは18500円を前にした横ばいが続いたものの、
ヨコヨコだったのはお昼どきまで。
先物主導の仕掛けで上値トライに成功すると、引けにかけてほぼ一直線上昇し、
18600円台に乗せて終了しました。
また、ナイトセッションでもこれを調整する動きは見られませんでした。
前号メルマガ(第44号:2月22日発行)に書いた「ストンと落ちる」兆候は、
まったく微塵もみられないまま、上値も下値も切り上げながらの上昇です。
私のツイッターが大人しいのは体調不良のためだけでなく、
状況に変化の「兆し」がみられないからです。
この株価位置であれば、売りで入ってもいずれ救済されることになると思われますが、
相場というのは「想定外」の上にさらに「想定外」が出現するものです。
これだけいびつな政策要因を背景にした今、何があってもおかしくはありません。
私としては、なんらかの変化の「兆し」をとらえるまで、じっと待つつもりです。
これも前号メルマガ(第44号:2月22日発行)に書いたとおり、
政府もヘッジファンドも、ひとまず「PER17倍」の水準を目指す可能性があります。
そして、それ以上の水準となると、もう「バブル」の入り口に入ってしまいますが、
これも前号メルマガに書いたとおり、日本で発生してもおかしくない条件が揃いました。
すでに、巷では「四半世紀前のバブルに似てきた」という人もいます。
バブル相場は政策的なゆがみから人為的に発生させられ、
いずれ、政策的にそれを正す形で人為的に終息させられるものです。
日経平均株価が2万円に近づき、「株は儲かる」と国民みんなが安易に信じる頃、
バブルの「胴元」である政府とヘッジファンドだけが利益をたっぷり得て、
うまくこの「21世紀バブル」を逃げ切ることになりそうです。
先日、「バブルか、ババ抜きか」という記事を書きましたが、
正しくは「バブルの本質はババ抜き」というのが古今東西、不変の法則です。
一部の人が大儲けし、他の大多数が致命的な打撃を被って終わるのがバブル。
だから私はひたすらに「バブルは怖い」と申し上げており、
メルマガでは政府が政策要因で風向きを変える予兆がないか注視するわけです。
もっともそれは、このまま本格的なバブルに突入すれば、の話。
直近の大上昇が、本格的かつ長期の上昇につながるには、
節目となるところで短期的な調整をこなしていく必要があります。
ひとまずの「節目候補」だった18500円はあっさり突破しましたので、
次は●●●●●のあたりでしょうか。
いずれにせよ、具体的なことはメルマガに詳しく書きましたので、
私としては、変化の「兆し」が出てくるのを、ただ待つだけです。
慌てない、焦らない、諦めない、飽きないことが相場で勝つ鉄則です。
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