先週金曜日は統一地方選中の最後の営業日でしたが、

日経平均は2万円の大台を維持。

メディアは「中国の追加緩和」の影響を論じていますが、

もうひとつ、「日銀の追加緩和期待」もあります。

うまく、PKO作戦から切れ目なく金融相場にスイッチしたものだと、

あらためて安倍政権の「強運」ぶりに感心もしますが、

金融緩和はあくまで「カンフル剤」でしかありませんし、

「期待」で上げたものは「事実」が異なれば大きく下げるものです。

統一地方選の前半と後半の投票日を「株高一色」で彩った後、

さて、「5月相場」がどうなるか。今週に要注目です。

相場は明らかに「バブル・ゾーン」に突入しています。

PER18倍というのはまだバブルの「序の口」ですが、

本格的にバブルが進行すれば、実体経済からはるかに乖離する形で、

すなわち、「富を生み出す資産」としてのあるべき株価を上回って、

どこまでも歯止めなく上昇していくものです。

いわば、「青天井」です。

そして、皆が興奮状態になる「いい時代」がしばらく続いた後、

ある日突然、あぶくのように崩壊してしまうことでしょう。

ところで、読者のなかにちょっとした「誤解」があるようです。

「バブルになったらもう時鳥はトレードしない」というのがそれです。

私は、確かに「バブルにはお付き合いしない」とは申し上げております。

しかしそれは、「長期目線での買いを入れない」というだけの話であり、

バブルだろうが何だろうが、一直線に値動きするはずがない以上、

必ず上昇の切れ目や反落、調整の局面があり、

しかも値動きがダイナミックであるぶん、大きく稼ぐことができます。

「外部環境の変化」「政策の変化・切れ目」「ターゲットの達成」などが、

その契機となるはずですので、これまで同様、機動的に出動します。

そして、ちょうど安値の「底練り相場」での「安値拾いの買い」が、

とても「安心、安全、堅実」な投資であるように、

高値の異常値が極まれば極まるほど、だんだん売りが安全になるはずです。

まだしばらくは大きく上昇する可能性があるため、

売買ともに慎重に、かつ機動的にやりますが、

いよいよ高値が極まってバブル相場が終わる予兆が出てきたら、

本腰を入れた長期目線の「売り」も視野に入れるつもりです。

「バブルにお付き合いしない」とは申しておりますが、

さりながら「バブルではたっぷり稼がせてもらう」というのが、

私、時鳥のスタンスです。

「バブル相場にチャンスあり」です。

とりあえずは、今週の「転機候補日」の様子を見極め、

「5月相場」の調整の様子を確認して臨みたいと思います。

詳しくは次号メルマガ(第54号:5月2日発行)に書きますが、

来月にかけて、ちょっとおもしろいことになるような気がしています。

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