相場には「魔物」がいます。魅入られたら負けます。
（午前0時の更新です。都合により、短めに）
火曜日の朝一番から、激しく動き出しました。
もっとも、昨日の朝のブログで、
「ちょっとびっくりする動きになるかもしれません」
と書きましたので、読者の皆様はびっくりなさらなかったかと。
前号メルマガ等に書いた「いつものパターン」です。
無論、今日以降も、いつも通りの展開になる保証はありませんが、
しかし、そんなもんだと知っておけば、慌てることはなくなります。
ただ、ひとつ、今日以降の懸念材料として加えたいのは、
「円買い、日本株売り」の「逆アベ・トレード」が発動しており、
ちょうど、為替（ドル円）が微妙な位置に差し掛かっていることです。
今週の下げが、SQ要因「だけ」の下げではなく、
「1ドル110円」という「新黒田ライン」を突破を狙った、
為替市場への攻勢を誘発するものであれば要注意です。
政府・日銀がこのラインの防衛に失敗すれば、
為替が「想定外」まで走り、株もそれにつられる恐れはあります。
もっとも、今週、一気に「想定外」まで行っても、
前号メルマガに書いた「安倍カレンダー」が控えていますので、
それはそれでチャンス到来になるかもしれませんが。
いずれにせよ、「なぜ下げているのか」がわかれば、
今後のカレンダーを睨みながらいくつかのシナリオを考え出し、
それぞれに最適なエントリー戦略を探ることが可能かと思います。
大切なのは、（気持ちの上で）一歩引くことです。
相場には「魔物」がいます。魅入られたら負けます。
魅入られるとは、欲と恐怖で冷静な判断ができなくなること。
負ける時というのは、たいてい、後で振り返って、
「なんであんなことをしたんだろう」と不思議に思うものですが、
冷静で、正常な状態なら、到底やるはずのないことをやって、
そのまま我が身を滅ぼしてしまう投資家は多いものです。
こうして相場が激しく動く時こそ、慌てず、焦らず、諦めず、
一歩引いた気持で相場を見ることが大切かと考えております。
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