夏の「政治の攻防」と株式市場の展望。
昨日の日経平均は反落。
米国の雇用統計は良かったため、
米国株は上昇していたわけですが、
日本市場では勢いが波及せずに、
逆に反落する展開となりました。
「2万9千円の攻防」が続くものの、
「大台」はやや遠くなっています。
新型コロナの「第5波」への懸念や、
ワクチン接種の急激なブレーキ、
また都議選での「風」の動向等を、
菅政権を直撃する課題ととらえ、
日本市場の先行きを不安視する声が、
じわりと広がりつつあることを、
前号メルマガ（第376号：7月4日）で、
詳しく分析していたところですが、
即座に大崩れする程ではないにせよ、
嫌な方の懸念が顕在化してきました。
米国市場はまだまだ堅調ですので、
日本市場にも「連れ高」の圧力が、
発生し続けるのは「救い」ですが、
米国の政治状況も動き続けており、
株高をもたらしてきた相場環境が、
いつまで持続可能であるのかは、
様々に疑問視されていることは、
前号メルマガで分析した通りです。
この夏のこうした「政治の攻防」が、
株式市場をいかに揺さぶるのか、
引き続き注意が必要な局面です。
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