「停戦協議」と「黒田ライン」と株式市場の展望。
昨日の日経平均は反落。
先週末までの買い戻しで、
急ピッチの上昇が続いたため、
利益確定の売りが先行して、
大きめの下落が発生しました。
ちょうど節目の株価位置であり、
ここから先のさらなる上昇には、
新たな好材料が必要であることは、
前号メルマガ(第414号:3月27日)で、
詳しく指摘しているところです。
ウクライナにおける戦争で、
防衛側が大健闘する一方で、
侵攻側も一定の目的を達成して、
そのまま「停戦」に至るかが、
大きな焦点となっていますが、
世界全体を巻き込むような、
グローバルな戦乱ではなく、
局地的な衝突に終始する、
ローカルな戦いに留まるなら、
市場に与えるインパクトは、
かなりの程度、低下していきます。
今日も「停戦協議」が再開され、
お互いがどこまで「譲歩」するか、
世界が注目しているわけですが、
主にロシア側の態度の変化を、
よく注視しておきたいところです。
ただ、戦争の帰趨とは別次元で、
物価、金利、為替の動きが、
さらに激しくなってきており、
実体経済や市場への影響が、
大いに気になるところです。
日銀の無制限「指値オペ」で、
為替は1ドル125円のライン、
かつての「黒田ライン」に、
タッチするという状況ですが、
ここを超えての「円安」が、
株価にどう影響していくかは、
注目しておくべきポイントです。
前号メルマガで指摘した通り、
「停戦」が成立したとして、
世界と日本の経済の変動は、
ここからが「本番」の恐れが、
確かにあるとみられますので、
そうした観点から引き続き、
緊張感を持った注意が必要です。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第411号:3月6日発行、第412号:3月13日発行、第413号:3月20日発行、第414号:3月27日)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す