政権「延命」戦略の綻びと今後の展望。
昨日の日経平均は小さく反発。
前日までの下落から反転して、
一時は150円超上昇したものの、
やはり上値が重い印象は否めず、
後場にはだいぶ値を消す形で、
小さな反発で終わっています。
米国市場の休場もあって、
売買代金も今年最低となり、
力強く上昇していく雰囲気は、
みえてはこないところですし、
米国の指標がいまひとつだったり、
産油国が増産の合意に失敗して、
原油市場に異変が起きる恐れなど、
良好とはいえない材料も出てきて、
相場環境は揺らぎつつあります。
前号メルマガ（第376号：7月4日）で、
日米の政治情勢に不安が生じており、
この夏の相場を揺さぶる可能性が、
小さくはないことを書きましたが、
こうしたことに対する不安もまた、
日経平均が強気になれない材料です。
都議選が終わり東京五輪が近づき、
日本の政界も緊張していますが、
菅政権が思い描いた「延命」戦略に、
いくつか綻びがみえているようです。
これをどうやって修正していくのか、
失敗した場合に何が起きるのか等を、
次号メルマガ（第377号：7月11日）で、
詳しく点検し今後の展望を分析します。
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