「最悪のシナリオ」回避の努力と株式市場。
昨日の日経平均は大幅に続落。
イランが実施した「報復」に対して、
イスラエルが「反撃」を宣言して、
一気に警戒感が高まっています。
どのような手段と規模によって、
どこを標的とする「反撃」かで、
今後のシナリオが変化しますが、
両国が全面的に衝突するならば、
「最悪のシナリオ」もあり得ることは、
前号メルマガ（第521号：4月14日）で、
分析している通りであります。
現時点で米欧諸国は一様に、
イスラエルに自制を求めており、
イスラエル側もまたこれを受けて、
「反撃」手段を限定することを、
示唆する発言をしているようです。
大規模な破壊を伴わない形での、
「反撃」が可能かどうか不明ですが、
緊張緩和の努力が続いているのは、
一応の朗報であるといえましょう。
いずれにせよ事態は時々刻々に、
ドラスチックに動きつつあります。
イスラエルの「次の一手」や、
日米当局の金融政策などの、
不確定で読みづらい状況が、
株式市場の「バブル」化を、
どこまで阻害し続けるのか、
冷静に見極めたい局面です。
外部要因の展開が非常に早く、
国内情勢にも動きがありますので、
諸情勢をあらためて整理して、
次号メルマガ（第521号：4月21日）で、
今後の展望をまた分析する予定です。
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