(午前0時の更新です)

先週末の日経平均は17000円を割りました。

ようやく上昇圧力が来たと思ったのも束の間、

前号メルマガ(第125号:9月11日)で触れたように、

主に海外からの突発的な事情によって、

「不意に終わる類の上昇」となった先週です。

いずれにせよ、

日米当局の「決断」が最重要ファクターです。

大きな方向性としては、

・米国は引き締め

・日本は緩和継続

であろうと思われており、

それがもたらす為替への影響というのは、

素直に考えれば円安ドル高なのでしょうが、

そう簡単にいかないのが市場の難しさです。

また、たとえ円安が進んだにせよ、

米国の株式市場が崩落していくようでは、

やはり日経平均にも下方圧力がかかります。

その意味で、

刻一刻と重大な「決断」の期限が迫るなか、

先週末の米国株の急落は、

政府・日銀にとって嫌な話題ではあります。

(それ以前の話として、

米国株急落のきっかけのひとつとなった、

朝鮮半島の状況は非常に気がかりです。

もし、「不測の事態」が発生すれば、

相場環境全体が丸っきり変わります)

おかげで、先週末の日経先物ナイトは、

またもや、あのお馴染みの位置で引けており、

夏の間ずっと続いた株価位置に逆戻りです。

無論、下では「日銀砲」が控えており、

日本市場を売り崩すのもリスクがありますが、

さりとて積極的に買おうというプレーヤーは、

今のところ日銀以外には思いつきません。

まったくもって「未知の領域」ですが、

それがこんな「奇妙な相場」になっているわけです。

もっとも。

こんな相場がずっと続いたならば、

ヘッジファンドは本当に困窮します。

上であれ、下であれ、市場が変動して、

ある程度のサヤを抜けないと、

機関投資家は固定費すら払えなくなります。

したがって、日米当局の「決断」など、

何か明確なきっかけが出たならば、

いずれ必ず「何か」を仕掛けてくるはずです。

あまりに長い持ち合い相場が続くため、

退屈したり、飽きてしまったりして、

株式市場から退出する個人投資家も多いそうですが、

「何か」は間もなくやってきますから、

飽きず、焦らず、慌てず、諦めずに、

相場環境と市場動向を注視すべきと思います。

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