「200万票」の援軍。
（体調不良につき、今朝の更新は短めになります。
前号メルマガ（第83号：11月22日発行）は過去最長の内容で、
ほぼ、書くべきことを書き尽くしていますので、どうぞご勘弁を。）
先週金曜日は連休前にもかかわらず引けにかけて急伸。
「先物主導」、「海外短期筋主導」で、
ふたたび「2万円トライ」を狙う位置につけました。
昨夜のＮＹ市場が冴えず、今朝は19900円を割って始まりそうですが、
ここ数週間の日経平均は、米国や中国の株価と連動しない形で伸びており、
早ければ今日、遅くとも今週中にはふたたび2万円にトライする勢いです。
前号メルマガでも触れたとおり、政権には追い風が続いています。
10月以降の「反攻」局面を助けるように海外からの「神風」が吹き、
今度は大阪からも「安倍政権別働隊」の大阪維新が勝利しました。
ご存じのように、大阪W選挙は与野党の戦いではもはやなく、
「自民党内」の誰が主流を握るのかのつばぜりあいでした。
かつて、「お笑い100万票」と言われたように、
大阪には独特の「ポピュリズム票」があるとされてきましたが、
少なくとも大阪府内で200万票の「大阪ナショナリズム票」があり、
「橋下徹」というトリック・スターを支持することが証明されました。
これが全国規模でどのくらい広がるかは「橋下劇場」の争点次第ですが、
「橋下ブランド」だけで公明党に匹敵する全国的な得票力を持つとすれば、
今回の大阪W選挙が「与党内」に与えた影響の大きさがよくわかります。
永田町は今、なんでもかんでも来年夏の参院選（もしくは衆参ダブル）に、
結びつけて計算し、次のアクションを考えていますが、
「安倍政権の未来」を考える限りにおいては、
この10月からの「豪運」ぶりに感嘆する声をよく聞きます。
「政界は一寸先が闇」ですから、常に予測不能な事態に左右されるものですが、
引退表明をしたはずの橋下氏の手下達がこれほどの大量得票をしたのは、
与党幹部たちにとっても予想外の衝撃だったようです。
今般、「200万票」の援軍を得たことは決して無視できないと考え、
私自身も来年以降の政権の見通しを再考してまいりたいと思います。
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