ようやく「2万円の攻防」。ですが…。
(現在0時30分。都合によりこの時間に更新します)
昨日の日経平均も続伸。
現物高値は19954円、先物高値は19990円(ナイト)まで。
2万円にタッチするかと思われましたが、
またしてもギリギリのところで失速していきました。
ようやく「2万円の攻防」です。
だいたいもつれるであろう株価位置は、
前号メルマガ(第83号:11月22日発行)に書きましたが、
私と同じ「逆バリ投資家」の中にも打診売りを試みる方が、
そろそろ出て来る頃かと思います。
私自身もそろそろ攻めてみたい気がしておりますが、
「玉」が出切るのはまだもう少し先ということと、
個人的事情で場中を注視できないこともあって、
やるにしてもきちんと私の「待ちゾーン」に入って後、
失速の兆候を掴んでからにしようと考えております。
現時点では上値も下値も切り上がり中であり、
株価位置としてもやや中途半端。「売り出動」には至っていません。
無論、「不測の事態」で相場環境が急変して2万円にタッチすることなく、
そのまま失速していく可能性も常にあるわけですが、
そういう場合の「儲け損ない」を私は一切気にしないことは、
これまでのメルマガやブログをお読みになった方はご承知の通りです。
ただ。
その、「不測の事態」になる恐れがある事件が先ほど発生したようです。
ロシア軍の飛行機をトルコ軍が撃墜したという事件です。
当然ながらトルコ軍はNATO軍の有力メンバーですから、
万一、トルコとロシアが全面衝突をする事態にエスカレートすれば、
北大西洋条約5条(集団的自衛権)が発動されることになり、
NATOとロシアが正面から激突しかねない局面ではあります。
そうなれば、当然、足元の株高は吹き飛びます。
もっとも、現時点でロシアの言動は理性的であり、
せっかく、対IS作戦で成立した「米英仏露」の協力枠組を壊すことは、
おそらくないのではないかとは思われますが、
しかし、あわせて、前号メルマガで書いたとおり、
「米英仏露」の枠組を維持することはやはり簡単ではないと実感しました。
ニュースを受け、日経先物ナイトは19700円台まで瞬時に下落しています。
この11月の日経平均の上昇局面のその大前提には、
「良好な外部要因」にあることは誰もが知るところですが、
国際関係、しかも主要国間の足並みが乱れるようなことがあれば、
途端に雲行きが怪しくなるはずです。
NYダウも上値が重く、いつ大きく反落するかわからない怖さがあり、
それゆえ、私は政府の「玉」(政策)への「期待」が継続していても、
いつものようにこの流れに買いで乗ることはせず、
「玉」の出尽くしや、「節目」での達成感といった転機を待ってきたわけです。
NYが少々下げても、翌日には日経平均が切り返す局面が続いていますが、
しかしそういう構図はいつまでも続くものではないことを念頭に、
ようやく訪れた「2万円の攻防」の行方を注視したいと思います。
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