昨日の日経平均はほぼ引けピン。

解散の話を内外の投資家が信用するにしたがい、株価が上昇していきましたが、

やはり、昨日の上げはSQに絡む思惑の材料にされた要素が大きいとみています。

それゆえ、今朝の寄り付きあたりが、短期的なピークかもしれません。

昨夜のナイトセッションでは「ターゲット」の17500円を達成しまし、

さすがに直近の急騰のピッチは早すぎましたので、

ここらでいったん調整しないと逆に不安になります。

本当に方向性が出て来るのは、週明けに総理が帰国してからかもしれません。

そして、解散や増税延期の正式表明までは、いろいろと仕掛けがありそうです。

不信任だの問責だのという野党の遅延戦術で、

解散が20日か21日にずれ込む可能性もありますし、

それでも増税を目論む財務省及び財務省系議員の猛抵抗もあります。

また、G20で思わぬ材料(新BIS規制?)が飛び出す可能性がありますから、

今日から来週明けにかけてはいったん下がるかもしれません。

今後の上昇は、「増税先送り解散がある」という「予測」に依拠していますが、

最後の最後までわからないのが政界です。(しばしば「1%の可能性」が実現する)

丁半博打が嫌だという方、噂に振り回されるのが嫌という方は、

17500円達成をもっていったん手仕舞い、調整を待つのも手です。

また、繰り返しになりますが、例の「解散銘柄」は「増税先送り解散」を前提にした、

ある意味での丁半博打です。

すべて、投資をする方にとっては当たり前の話ではありますが、

当面、面白いように利が乗りつつあるといっても、

「前提条件」が狂ったり、特定の業界に影響する思わぬ要素があれば急落し、

長期塩漬けか損切りになる可能性があることをお忘れなく。

その点、「安心、安全、堅実」なポイントで勝負する、

「時鳥トレード」とは異なることをお含みおきの上で、投資戦略をお決め下さい。

やはり、大きく、安心に利益を狙うなら、「時鳥トレード」のほうが有利ですから、

資金量の少ない方は、「その時」が来るまでノー・ポジションでいる選択もアリです。

(前提条件どおりなら、「時鳥トレード」の出動はちょっと先になりそうですが)

ところで、永田町はすっかり空気が変わりました。

「青天の霹靂」という言葉が踊っていますが、突如、降って湧いた解散総選挙に、

与野党ともに浮き足立ち、もはや法案審議どころではありません。

しかし、「青天の霹靂」が日常的にあるのが、永田町の怖さです。

政権盤石と思われた9月。

内閣退陣の危機のあった10月。

そして、圧勝の選挙に乗り込む11月。

いずれも、何の前触れもなく、突然に状況が変わりました。

なぜ、私が「政界は一寸先が闇」と申し上げ、

一切、「予測」に乗ることがないのか、おわかりいただけたと思います。

10月にあのまま内閣が倒れていれば、今頃、日経平均は12000円で低迷していたでしょう。

しかし、政権側の鮮やかな反転攻勢によって、今、年内の18000円が視野に入っています。

上でも、下でも、どちらかの「予測」に乗って大勝負をかけていれば、

9,10,11月と何度も潮目が正反対に変わった騒動に振り回され、

市場から退場を迫られていた可能性が高かったはずです。

もちろん、政府の用意する「大玉」を知っていた私は、

順張り投資家の皆様に「まだ投げる時期ではない」と申し上げてはきましたが、

それとて、安倍政権が崩壊していたら、どうなるかわからなかったわけです。

永田町の情勢は常に奇奇怪怪で、いつどんなふうに空気が一変するかわかりません。

だからこそ私は、こうして情報発信を続けています。

とりわけ、メルマガ読者の皆様は、政権中枢の某氏を中心とした瞬間的な切り返しで、

ほとんど数日の間に永田町の攻守が入れ替わり、これが相場の空気も一転させたことを、

この数週間の間、リアルタイムでお感じになったと思います。

読者の方々は、それぞれに違う投資法、投資手段を持っておられると伺っています。

しかし、多くの方が、私の政界分析、相場展望を参考になさり、

強気と弱気の判断を調節して、先々の難を避け、堅実に利益を得ておられるようです。

私がメルマガやブログを運営する意義は、やはりあるのではないかと思っています。

たった一つの情報を得たかどうかで、大富豪になるか破産するかが決まったりします。

あのロスチャイルド家が「世界帝国」を築き上げるほど大をなしたのは、

ワーテルローの戦いの結果を、他の投資家より数時間早く知ったためです。

それほど、情報は重要ですから、本物の投資家は「情報」にこそ投資をします。

しかし、一般投資家の皆様にはそうした情報にアクセスする機会などありませんから、

こうして、私がメルマガやブログで情報発信をさせていただいている次第です。

さて。

今、皆様の関心は、次のような点にあると思います。

 ・「どんでん返し」で「解散なし、増税強行」はあるか?

 ・総選挙になった場合、与党はどの程度勝つか?
 (=野党共闘の見通しはどうか?)

 ・与党側は、どんな経済政策、景気対策を盛り込んで来るか?

いずれも、来週、再来週のうちにはっきりしてくる話ではありますが、

それらの内容によって、年末の日経平均の「あるべき水準」が決まってきます。

そして、これらによって、順張り投資家の皆様が今後どういう戦略をとるか、

私の選定した「解散銘柄」が利確になるか、塩漬けになるか、損切りになるか、

あるいは、天底を狙った、次の「時鳥トレード」の出動時期はいつかが、

だいたい決まってくるはずです。

私は今、朝から晩まで、永田町で総選挙関連の情報を収集しています。

(というより、この大騒動の渦中にいます・・・)

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