国内政局を読む「鍵」。
昨日の日経平均は小さく反発。
相変わらずの薄商いが続いていますが、
為替がじわりと「円高」へと振れたこと、
米中の軋轢が悪化する兆しがあることなど、
朝方に20406.22円まで下げました。
しかし、パニック的な売りにはならず、
公的資金の買い支えへの期待などもあり、
引けにかけて値を戻す展開となりました。
結果として「例の水準」に貼り付いて、
終値でみると「横這い」の状況ですが、
値動きの振幅は少し大きくなってきています。
米中、英欧など昨年来の諸問題について、
危機の「先送り」策はいくつかみえますが、
根本的な解決策は見出しづらいままです。
個別企業には良い決算がみられるものの、
マクロ的な不安がわだかまっており、
景気後退の時期が様々に議論されつつ、
突発的な事態での下げが警戒されています。
そんななか、相対的に国内基盤が強いはずの、
日本の安倍政権がまた国内の諸問題で、
足をとられる懸念が生じていることは、
日経平均にとって良くない兆候です。
昨日は参院本会議で29年度の決算報告、
今日から3日間は衆参両院の本会議で、
所信演説への代表質問という日程が続き、
総理以下の閣僚が答弁に追われていますが、
すでに「勤労統計不正問題」を中心に、
「集中砲火」の様相を呈しています。
今週中はまだ本会議ですので、
役人の書いた原稿を読むだけですが、
来週からは総理の苦手な予算委ですので、
そうもいかなくなってくると思われます。
答弁内容の如何によっては日経平均も、
上に下にと揺さぶられる展開は、
十分にあり得るということは、
前号メルマガ(第249号:1月27日)で、
詳しく指摘しているところです。
この通常国会を政権がどう乗り切るかは、
多くの投資家も強い関心を払っていますが、
国会が開会したことでさらに詳細に、
政府側の姿勢が固まってきましたので、
今年の国内政局を読む際の「鍵」を、
次号メルマガ(第250号:2月3日)のなかで、
より具体的にお伝えし、分析する予定です。
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