国際情勢と国内政治のカレンダー。
昨日の日経平均は反落。
米国の政府閉鎖が一時解除されことは、
市場にとって好材料ではありましたが、
為替が「円高」の方向に振れたこと、
上海市場などが軟調に転じたことなどで、
売りのほうが勝ってしまいました。
依然として閑散相場が続いていますし、
相変わらず狭い値幅の中で動きつつ、
やはり「例の水準」に張り付いており、
安定的な値動きが続いていますが、
そういつまでも続かないであろうことは、
前号メルマガ(第249号:1月27日)のなかで、
その理由とともに詳述した通りです。
海外情勢が予断を許さないこともありますが、
国内政局も意識されてきていることは、
やはり大いに気になるところです。
週明けからまた政権側にとって、
不都合極まりない情報が次々と飛び出しており、
昨年の「もりかけ問題」級の追及劇を懸念し、
また期待もする声が与野党双方から上がっています。
政権側は早期の「火消し」に失敗した感があり、
昨日、開会した通常国会は予算委の冒頭から、
防戦一方に追い込まれそうであることは、
多くのメディアも報じている通りですので、
国会日程にあわせるような形で、
日経平均が揺さぶられることも考えられます。
こういうことを織り込んでの下げであれば、
たとえ一時的に為替状況が好転したとしても、
上昇圧力は効きづらくなりそうですので、
よくよく注意しておく必要があります。
前号メルマガで詳しく指摘している通り、
国際情勢と国内政治のカレンダーを見れば、
いつまでもこういう小さな値動きが、
続くわけではないことだけは確かです。
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