国内政治上の「着地点」と日経平均。
昨日の日経平均は小幅に続伸。
相変わらず売買代金は膨らまず、
小さな値幅の中の動きでしたが、
朝方に少し下げた分を切り返し、
プラス圏で引けることはできました。
政界も市場も読みあぐねていますが、
悲観論をやや後退させるような、
新しい情勢が現れつつもあります。
まず、中国が香港問題で方針を変え、
一定の「譲歩」の姿勢を示しました。
これでデモが沈静化する保証はなく、
また、本当に当局が融和姿勢を続けるか、
現時点ではまだ判断材料がありませんし、
最終的な「着地点」はまだみえませんが、
一直線に悲劇的な情勢に突入することなく、
ひと呼吸置かれる可能性が出てきたのは、
市場にとってもひとまず好材料といえます。
中国当局のハト派的な金融政策が、
昨夜の米国市場で歓迎されたことも、
今日の日経平均にプラスとなりそうです。
また、英国議会の攻防は非常に激しく、
EU離脱問題は依然として混沌としており、
さっぱり「着地点」がみえてきませんが、
「合意なき離脱」ではないシナリオに、
一縷の可能性がみえてきたことも、
一定の安心材料として機能しそうです。
「米中対決」や英国問題といった、
相場の「重石」が幾分でも軽くなれば、
日経平均は本来あるべき位置まで、
戻すと考えるのが自然だといえます。
日本の政界にもいろいろと動きが出ており、
安倍政権は「退陣含み」のシフトでないという、
ある種の期待が芽生えつつもあります。
ただ、問題はこうした好材料がこの後も、
ずっと継続するかどうかにありますが、
いずれも各国の政治状況に左右されます。
急変して悪い方向に行く恐れはないか、
また、良い方向と思ったところが、
かえって悪い結果を招かないかなど、
注意するポイントは多々ありますので、
それぞれのあり得る「着地点」とともに、
次号メルマガ(第281号:9月8日)の中で、
内情を中心に詳しく分析する予定です。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第280号:9月1日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す