(午前0時の更新です)

昨日の日経平均は小幅で反落。

先週末、日ロ交渉がちょっと残念な結果に終わった以外は、

特段の悪い材料はありませんでしたし、

米国の「トランプ・ラリー」は継続しており、

日本では日銀砲も控えていますし、

年末恒例の「掉尾の一振」への「期待」もあります。

欧米投資家の多くがクリスマス休暇に入りつつあり、

売買高も大きく膨らんではきませんから、

大規模な仕掛けの予兆も見られませんでした。

やはり、前号メルマガ(第139号:12月18日)に書いたように、

ある程度の株価位置に達するか、

あるいは何らかの政治要因が発生するまでは、

下がるに下がらない可能性が高いと考えます。

しかし、逆の言い方をするならば、

前号メルマガでいくつかその条件を指摘したように、

下げる環境になれば下げ足は速い可能性が高く、

ここから買っていくにせよ、売りを待つにせよ、

政局関連、政策関連のニュースには常に要注意です。

「閑散に売りなし」とはいうものの、

ひとつ材料が出れば一挙に動き出すはずです。

クリスマス休暇のシーズンではありますが、

「トランプ政権」という巨大な未確定要因が、

その政策の中身を徐々に固めつつある今、

情報をシャットアウトして暢気に遊んでいる投資家は、

少数派に属するのではないかと思われます。

おかげで私もクリスマスも正月もなく、

年末年始のメルマガを「短縮バージョン」ながら、

発行せざるを得ない状況です。

(第140号:12月25日、第141号:1月1日)

米国での「期待」は強力なものがあるいっても、

その米国そのものが厄介なのです。

今のところ「意外とまとも」に振る舞っていますが、

「トランプ・ラリー」自体、他国の体力を奪いつつあり、

そもそも米国が既存の世界秩序を維持するつもりかどうか、

(おそらくはトランプ氏本人も含め)実際は、

まだ誰もよくわかっていない状況です。

新政権に関係する「要人」のツイートひとつで、

相場環境そのものがガラリと変わり、

大きく相場が動きかねないことを念頭に置いて、

情報感度だけは高くしておきたいものです。

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