昨日も日経平均は続伸。

一応、堅調といえる値動きであり、

一時、23000円寸前までいきましたが、

そこから先は買いの勢いが続くことなく、

やや押し返されて終わっています。

米朝首脳会談はひとまずの好材料でしたが、

それ以外の不安要因がいくつも控えており、

上昇すると売られるリスクが増大します。

前号メルマガ(第216号:6月10日)で見た通り、

もう少し上まで上昇しても不思議ではないものの、

そこから先はおっかなびっくりになります。

FOMCの利上げ加速による警戒が広がり、

これもまた市場全体の空気を変えつつあります。

日米金利差の拡大で円安になるのはよいとしても、

利上げによって世界のどこかに波乱が起きれば、

日経平均にも下げ圧力になりかねませんので、

米国の金融政策の影響を見極めたいところです。

「熱い夏」が来るとしてもその後ですから、

次号メルマガ(第217号:6月17日)で分析します。

さて。

前号(216号)、前々号(215号)と詳述していますが、

日本と日本を取り巻く国際環境は明治維新以来の、

大激変といってもおかしくない状況が続いており、

私たちの投資計画や人生設計そのものが、

大きく見直しを迫られているといえます。

世界の富はどこに集まってくるのか、

どうやって日本は豊かさを維持するのか、

政府中枢もかなり危機感と切迫感をもって、

様々にシュミレーションをしているところです。

「骨太の方針」や「未来投資会議」のなかで、

徐々に国家戦略の輪郭が見えてきていますが、

メディアや野党が考えている以上の速度で、

国家経済の設計そのものが変わりつつあります。

つい先日もある重要な経済政策について、

内閣の中で「おや?」と思うことがありました。

これはこの秋に行われる「次の総裁選」ではなく、

「次の次の総裁選」も含むドラマでもありますので、

次号メルマガのなかで詳しく分析します。

2020年代にかけての危機的な状況さえ越えれば、

日本の未来は明るいと私は考えていますが、

数ヶ月前までまるで考えてもなかった方向に、

日本と日本経済は進んでいくのかもしれません。

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