日本社会は急速にその形を変えつつあります。
日経平均はようやく反発。
いずれにせよ、そろそろ一服して良い頃です。
新しい悪材料も出ず、例の数値の目減りもストップしていますから、
昨日も書いたように「本来なら」戻りを試す水準にあります。
いかんせん、あれほど盛大に下落した後ですから、
「底練り」に時間がかかるのはやむを得ませんが、
何はともあれ、そろそろ一服して欲しいと私も思います。
さて。
国会論戦は、低調で地味でほとんど報道もされませんが、
意外に重要な事柄が明かされています。
安倍総理は「アベノミクスの成果」を誇るのですが、
野党側が非常に重要な「事実」を突きつけるたびに、
しどろもどろになるケースを散見します。
確かに雇用は増えたものの、若い世代が貧困層に転落しつつあります。
女性の就労はほぼ横這いであるにもかかわらず、待機児童は増加中。
多くの国民が「?」と思っていることに対して、
安倍内閣の閣僚たちはきちんと回答できないでいます。
とはいえ、「野党よりはマシだろう」と多くの人が感じていますので、
安倍政権の支持率は「安全圏」の高水準まで回復していますが、
株価上昇がストップし、「株高=支持率高」が望めない今後、
「実体経済」の厳しさが政治状況に影響を与えないかが懸念されます。
もっとも、日本人の雇用環境が厳しく、生活レベルが落ちるのは、
何も安倍政権が悪いわけではなく、いわば「時代の趨勢」です。
アジア諸国の労働者の質が向上すれば日本人から仕事は奪われますし、
止まらない少子高齢化で内需が細っていくのもわかっていることです。
すべての「問題」は昔の自民党政権時代に始まり、民主党時代に加速し、
「アベノミクス」がそれを覆い隠してきたものの、
やっぱり着実に進んでいるというわけです。
いずれにせよ、日本社会は急速にその形を変えつつあります。
「一億総活躍社会」はその趨勢に逆らわず、
それでも日本が生き抜く最適解を模索したものともいえるでしょう。
やはり、社会の再編には痛みがつきものです。
超長期的には、もう一つ、二つ、試練や波乱があって、
日本経済は明るい安定的な発展軌道に乗ると思われます。
私たちが富を得て、それを次世代まで継承するためには、
そうした趨勢をきちんと理解しておくべきかと思います。
私が考えていた以上のスピードで事態は進行しているようですので、
この話はまた、次号メルマガ(第92号:1月24日発行)で。
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