どこで「下げ止まり」、どの程度「リバウンド」するのか。
(午前1時30分の更新です)
昨日の日経平均は大幅に下落。
パウエルFRB議長の「タカ派」姿勢が、
日本市場にも押し寄せることとなり、
2万8千円の大台も割り込んで、
久々に大きな値幅で下げています。
お盆前後は「夏枯れ」の「様子見」で、
比較的、平穏な値動きでしたが、
当局の金融政策が鮮明になり、
しかもそれが市場の期待とは、
真逆のものになったということで、
サプライズ効果が顕著に出ました。
もっとも、この「タカ派」の姿勢を、
やむなしと思わせるような事情が、
当局の決断の背景にあることは、
前号メルマガ(第436号:8月28日)で、
詳しく述べている通りであります。
たとえ「景気後退」を覚悟してでも、
「物価上昇」を食い止めないと、
大きな悲劇が起きかねないという、
切迫した事情がそこにはあります。
日経平均は「弱気」に傾いて、
為替もまた「円安」に触れており、
今後はどこで下げ止まるのかが、
当面の焦点となりそうでありますが、
日本政府や日銀が打てる手には、
いずれにせよ限界があるのは確かです。
こういう強い勢いの大きな下落では、
「落ちるナイフ」を掴むことで、
大怪我するのを避けていくことが、
重要なポイントと思われます。
恐怖や期待といった感情を排して、
値動きを見極めたい局面です。
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