岸田政権の「玉」はどこまで株安に対抗できるのか。
昨日の日経平均は反発。
世界に景気後退の懸念が根強く、
米国株もまた下げていますが、
日経平均は底堅さもみえており、
大いに売り込まれていくだけの、
新たな悪材料も出ていません。
後場には停滞気味となりましたが、
例の株価位置はキープしており、
様子見の雰囲気ではあるものの、
少なくとも下げは限定しています。
補正予算を無難に成立させて、
参院選に向かう岸田政権ですが、
選挙は「楽勝モード」であり、
目線は「その先」に向かっています。
長期政権として「レガシー」を、
いかに残していくかという課題に、
具体的な「玉」が出つつあります。
経済政策という点についても、
「新しい資本主義」の中身が、
少しづつ打ち出されていますが、
政権が発足した直後の印象とは、
少し異なったものも散見され、
昨年秋からの「岸田ショック」を、
幾分、打ち消す狙いもありそうです。
今年後半以降の世界経済には、
大きな「暗雲」が警戒されますが、
当局の側がこれに対抗するように、
どんな「玉」を出すかも重要ですので、
次号メルマガ(第424号:6月5日)で、
岸田政権の経済政策の方向性を踏まえ、
あらためて分析を深める予定です。
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