「本当の主戦場」。
日本市場も米国市場も材料待ちで膠着状態です。
日銀には「追加緩和」、FRBには「利上げ先送り」という、
それぞれ破壊的に強力な「奥の手」がありますので、
全世界が日米金融当局の「次の一手」に「期待」をしています。
特に日銀の「追加緩和」が発動されたら、
とてもわかりやすい儲けのチャンスになるでしょうから、
年末までの「小遣い稼ぎ」を狙う方々は、正直、楽しみでしょう。
はたして、日銀が動くかどうか、アナリストの判断は分かれていますが、
私は年末から来年にかけてのことを考えております。
もし、日銀が10月30日に大きな花火をあげるとして、
いったい、その後、どうなるのか?
無理に無理を重ねて人為的に吊り上げた株価は必ず崩落します。
現在の日本経済の体力で、日経平均2万円は維持できる水準でしょうか?
前号メルマガ(第78号:10月18日発行)に書いたことですが、
米国はいつか必ず「利上げ」をしますが、
その後には例の「シナリオ」が手ぐすねひいて待っています。
中国経済は「全治5年の重症」ですし、
欧州には背筋が冷たくなるような危機が台頭しています。
日銀の追加緩和がもしあったとすれば、
その瞬間、「小遣い稼ぎ」のチャンスになると思いますが、
しかしその後、「長期目線での投資戦略」を、
ゼロから考え直したほうがいいくらいの変化が、
日本にも世界にも発生する可能性があります。
ここから先、「長期目線での投資戦略」を考えるにあたって、
「儲け」ということでは、株価や不動産価格も注視しておりますが、
私がより大きな関心を払って注目したいのは●●価格のほうです。
メディアもアナリストも株価や為替のことばかり言っていますが、
「株内閣」と言われ、毎日、日経平均とドル円を睨んできた政権も、
あらゆる指標をさておいて、そろそろ●●価格のことを考え、
立ちすくみ始めているように見えます。
いずれにせよ、●●はいつか必ず全国民の最大の関心事になりますし、
黒田日銀が就任以来、最大の注意と関心を払ってきたのも●●でした。
日本政府の経済政策にとって、「本当の主戦場」はそこなのです。
これについては前号メルマガでの少しだけ触れましたが、
対応を誤ると「アベノミクスの成果」や「安倍政権の功績」など、
瞬時に吹き飛ぶようなことにもなりかねませんので、
詳しくはまた、次号メルマガ(第79号:10月25日発行)で。
「人生を変えるほどの大きなチャンス」はそのあたりにありそうですので、
投資家としては先々にまで目配せをしておきたいところです。
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