「当局の出番」。
(現在0時30分。所用により、この時間に、短めに)
日経平均はようやく18000―18500円のレンジを抜けました。
日米当局の金融政策への「期待」に欧州の政策見通しも加わり、
ちょうど「ど真ん中」あたりまで回復してきた格好です。
例の「売り仕掛け」によって攪乱などされなければ、
先週のうちにこのあたりまでは来ていたはずですが、
ちょっと上昇に時間がかかっています。
今週になって「良い点」をひとつ挙げるならば、
「危機シナリオ」を押さえこむべく当局が手を打ち始めたこと。
一方で「悪い点」を挙げるならば、
「危機シナリオ」の根本原因がちっとも解決されてわけではないこと。
それゆえ、「政策への期待」と「危機シナリオへの不安」の両者が、
ちょうど拮抗してしまっているのが今の状況ですが、
まがりなりにも、じわりじわりと上昇しているのを見てわかるように、
いずれにせよ、来週にかけては当局の出番です。
これだけ長い間、膠着状態を経た後ということもあり、
「期待」どおりならば上昇、「失望」ならば再下落と、
上か下かに大きく動く可能性が高いと思われます。
新しい材料を踏まえた見立てと、チャンスの見通しに関して、
次号メルマガ(第79号:10月25日発行)で詳しく書きたいと思います。
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