昨日の日経平均は大きく下落。

9月28日の権利落ちを機にもう一度下落し、

ふたたび「買い場」に差し掛かる可能性については、

前号メルマガ(第75号:9月27日発行)で指摘した通りです。

事実、昨日の引けからナイトにかけては、

17600円前後で相場が膠着していました。

ここから下に売り込むには勇気のいる水準です。

私は、このラインをうまく守り切ったなら、

「上にも下にも18000円を意識した展開」に移行すると考えていました。

ところが、ここでちょっと「想定外」が発生。

昨夜の米国中古住宅指標がサプライズで悪く、

NYダウが一挙に16000ドル割れ寸前まで売り込まれたことで、

これに巻き込まれるように日経先物も一挙に17500円ラインを割り、

一時は17310円まで下落してしまいました。

今週末に米国雇用統計を控えて、市場はナーバスになりやすい状況です。

先物のほうはまだ9月24日ナイトの安値17060円までだいぶありますが、

現物は9月25日につけた下値17483.69円を下回り、

今日あたりはまた、再びの「底値模索」となりそうです。

無論、まだ「グローバル・リスク」が破裂したわけではありませんので、

一連の「不安要因」が去ったならば、この株価位置というのは、

「当然に帰って来る」と思われる「買い場」ではありましょう。

PER13倍台を許容するコンセンサスが固まったとはまだ思われません。

ただし、「10月相場」はいろいろな「想定外」があり得ますので、

攻める際は「リスクをとっている」ことを十分認識してから。

実質的に昨日から「10月相場」に突入していますが、

前号メルマガで詳しく注意点をお書き申し上げたように、

特に雇用統計をトリガーとして「10人の問題児」等が騒ぎ始めたら、

「水準」の「下スライド」発生による「想定外の安値」も、

ないことはないということを念頭に置いておいたほうが賢明です。

攻めるのであれば、あまり「含み損」を持ちすぎず、

状況がおかしいと思ったらすぐ逃げるつもりでリスク管理を万全に。

チャートを見る限り、もうしばらく荒れそうな形になっています。

当面、「下げ止まり」をみてエントリーする場合は、

私自身は小刻みな利確を積み重ねることにする可能性が高いです。

無論、10月2日、あるいは7日が状況が変わるトリガー候補日ですので、

それに先んじてポジションをとっておくのもアリなのでしょうが、

雇用統計や追加緩和期待などは「不確定要因」に「賭ける」のは、

基本的に丁半博打ではありますので、私自身は慎重です。

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