政治の「潮目」と「バブルの燃料」と株価展望。
昨日の日経平均は続落。
高値であることが警戒され、
売買全体が細ってきており、
少し「様子見」の空気が広がります。
米国では新政権の発足を前に、
混乱への警戒も広がりますが、
追加緩和が実施される時期や、
経済政策の具体的な中身などを、
見極めたいという心理もあり、
積極的な買いは控えられます。
また、日本の通常国会が始まり、
菅総理が施政方針演説を行って、
オモテの論戦が始まりましたが、
特段に新しい買い材料などはなく、
やや「出尽くし」の感があるのは、
前号メルマガ（第352号：1月17日）で、
あらかじめ指摘していた通りです。
無論、日米はじめ主要国において、
投入される公的資金は莫大であり、
コロナバブルを続けていくだけの、
「燃料」は供給されてはいますが、
政治と政策の「潮目」が変わって、
「燃料切れ」がみえてくるならば、
市場は逆回転しかねないことも、
前号メルマガ等で指摘したところです。
いずれにせよ事態が動いています。
コロナ禍が一向に収束しないなか、
米国の「バイデン政権」の発足、
そして日本の国会論戦開始という、
大きな日程にさしかかっており、
日米政府がどちらに向かうのかを、
よく見極めたいところであります。
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