日米の政治シナリオと新型コロナ対策。
昨日の日経平均は小幅に反発。
「コロナショック」の影響で、
21000円を大きく割り込んで、
「下値模索」から始まりましたが、
日銀の出動への警戒感などで、
いったん下落の流れはストップ。
そこに米国のスーパーチューズデーで、
バイデン氏が意外な躍進をするという、
サプライズ気味の好材料も飛び込んで、
「下値模索」は一時停止しています。
米国市場はバイデン躍進を好感して、
大きな上昇を記録していますので、
日経平均の下落も一服しそうです。
米国大統領選の構図がどうなるかで、
市場には新型コロナとは別の形で、
巨大な激震が走る恐れはありますが、
バイデン氏が頭ひとつ抜けるなら、
そうした脅威は徐々に低くなります。
一方、日本国内では安倍総理が、
ついに野党各党に頭を下げて、
一部の野党提案も受け入れる形で、
新型コロナ「対策」を強化していきます。
前号メルマガ（第306号：3月1日）で、
野党提案の中身に触れていますが、
政権側がこれを採用することで、
新型コロナとの戦いはまた様相を変え、
政界への影響も大いに変わります。
政権の体力は大いに弱っていますが、
野党側もまだまだ一枚岩とはいえず、
むしろ政権に手を差し伸べることで、
他の野党に対峙しようという動きもあり、
今後の政局シナリオも変化しそうです。
政治の長期展望が定まってくれば、
相場の長期展望もおのずと定まります。
次号メルマガ（第307号：3月8日）では、
こうした日米両国の政治模様も踏まえ、
新型コロナをはじめとする重大な脅威を、
どうマネージしていくかを中心にして、
相場の展望を分析していく予定です。
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