新型コロナが指導者達に突きつける「冷酷な現実」。
（午前5時の更新です）
昨日の日経平均は続落。
下げ幅は前日より小さいですが、
あれほどの下げがあった後でも、
リバウンドの予兆はまだみられず、
「2番底」の模索モードが継続です。
全世界での感染拡大が続くなか、
投資家の心理も冷めたままです。
比較的、感染を抑え込んできた日本も、
先行してきた中国や欧米諸国と同様に、
全世界を相手にほぼ「鎖国」をし、
また国内の移動も「自粛」がなされ、
生産活動も大きく低下しています。
近代国家が成立して以来、
敗戦時の混乱を除けば初めてのことです。
これまでのことは大きな衝撃ですが、
これからさらにもうひとつ、ふたつ、
世界と日本経済の屋台骨を揺さぶり、
株価を暴落させかねない要因が、
世界各地で燻っていることも、
多くの投資家がよく認識しています。
新型コロナという疫病自体も深刻ですが、
それがもたらすであろう「経済災害」や、
「政治リスク」もまた非常に深刻であり、
各国指導者の足下が大きく揺らいでいます。
今はまだ皆が家に立て籠もる国々でも、
新型コロナが収束した後はどうなるか、
現時点でまだ断定は避けておきますが、
危機への対処をめぐって指導者の能力が、
否応なくあらわれていくというのは、
なんとも「冷酷な現実」ではあります。
「コロナ後」の世界というのは、
まるっきり様相を変える恐れがあり、
それは昨日もここで申し上げた通り、
投資計画、人生計画の全般に、
大きく影響を及しかねないために、
次号メルマガ（第311号：4月5日）で、
詳しく点検してみたいと思います。
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