(午前0時の更新です)

昨日の日経平均は大幅続伸。

寄り付きから高く始まり、

いったんは19000円近辺まで下げたものの、

終値ではまた19200円を狙う位置まで上昇しました。

米国市場で「トランプ・ラリー」が継続し、

日本市場にもこれが「神風」となっていることに加え、

安倍政権の手元にあるとされる「玉」も強力です。

この外部要因と国内要因の双方の材料が、

日経平均の上昇圧力として作用しているという見立ては、

前号メルマガ(第138号:12月11日)に書いた通りですが、

この見立てが正しいのであれば、

どうしても終盤国会の情勢が気になります。

国会は、今日が最後のヤマ場です。

政権側が通したいと願っている重要2法案が、

どのようにこの会期内に扱われるかによって、

年末年始の政局シナリオが変わる可能性があることも、

前号メルマガで詳しく書いた通りです。

前号及び前々号メルマガでは永田町の「噂」として、

与野党間の「密約」説をご紹介しています。

実際、与野党重鎮が「密約」説の通りの言動をして、

その「噂」を裏付けているわけですが、

やはりいつの時代も「政界は一寸先が闇」ですから、

本当にその「密約」通りに行くかどうか。

政治家同士の「誓約」が破られることは常にあり、

ハプニング的に「まさか」になることも多々ありますから、

永田町は最後の最後まで緊張しっぱなしです。

なお、一番、「解散風」に敏感なのは、

選挙実務で大きなお金と人員が動くことになる、

不動産業者と選挙カー屋さんとされていますが、

昨日、私が旧知の業者さんに確認したところ、

「電話はかなりあるが発注はまだ」とのこと。

一度でも選挙をやったことをある方々なら、

この一言で永田町の人々の「胃痛」の度合いを、

なんとなく推し量れるのではないでしょうか。

臨時国会は今日と明日の残り2日ですが、

実質的には今日の与野党攻防によって、

どういう終局を迎えるかが決まります。

それはつまり、来年以降に向かって、

政府がどんな「玉」を繰り出すかの直結しますので、

次号メルマガ(第139号:12月18日)では、

年末年始以降の政局シナリオをまた掘り下げます。

それにしても今週は緊迫する一週間です。

週の前半は国会を舞台にした内政上の駆け引き。

後半は山口と東京での外交上の駆け引き。

いずれも、何が飛び出すかわからないという、

「期待」と「不安」がないまぜになっています。

「まさか」があっても動揺して、

「欲」と「恐怖」で身を滅ぼさないよう、

冷静に、かつ、賢明に身を処したいものです。

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