「シナリオ」通りか。「まさか」か。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均は続伸。
NYダウは「夢の2万ドル」を目前にしており、
日経平均も2万円の回復が視野に入ってきました。
「期待」主導の上昇とはいえ、
「期待」を裏付ける材料があってのことであり、
「期待」を裏切る内容が出るなどの事がない限り、
売りを仕掛けるのは危険であることは、
前号メルマガ(第138号:12月11日)で書いた通りです。
もっとも、日経平均の場合は2万円の少し手前あたりから、
ちょっともつれてもおかしくない「難所」がありますが、
そこで反落するかどうかは政策要因にもよりますので、
その分析は次号メルマガ(第139号:12月18日)で。
「国会は与野党攻防が激化」・・・と新聞等は報じています。
しかし、今のところ前々号や前号メルマガでご紹介した、
与野党執行部間の「密約」説を裏付ける形で、
「最速の審議日程」がとんとんと組まれていっており、
会期末の今日、残り2つの重要法案が成立しそうです。
もっとも、カジノ法案のほうは参院で修正を付し、
衆院へ差し戻しの上での再議決となるようですが、
衆院で野党側が内閣不信任案や問責決議案を出せば、
法案議決の前にそれらの処理が優先されますので、
そのぶんだけ採決は遅れていきます。
とはいえ、野党側が最大限引き延ばしても、
まあ、5~6時間もあればいなせますので、
夜までにはカジノ法案を成立させ、
一応、臨時国会を閉会する見通しが立ってはいます。
たぶん、そういう「シナリオ」で握ったのでしょう。
ただ、国会の裏側は非常に人間臭いドラマがあり、
いつ、どんな不測の事態が起こるかわかりません。
何かのハプニングで数時間、法案の採決が遅れれば、
午前0時をまたいでしまうこともあり得るわけで、
その場合、与野党ともに大混乱に陥ります。
そうした可能性がゼロではない以上、
与党側も小幅の再延長をちらつかせていますが、
永田町の住民は夜半まで胃が痛くなりそうです。
しかし、「シナリオ」通りに進めば、
国内要因の「まさか」の可能性というのは、
来年1月へと持ち越されそうです。
そして、明日、プーチン大統領が来日し、
投資家の目も外交上の「まさか」に注がれます。
これはこれで神経を張り詰める話です。
いずれにせよ、今日、明日、明後日と、
3日連続で胃と神経をさいなまれそうですが、
ここを超えれば相場環境もだいぶすっきりしますので、
次号メルマガでその後の見立てを述べるつもりです。
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