「終盤国会」の真の焦点
(午前0時の更新です)
先週の日経平均は19000円台後半で行ったり来たり。
特段に新しい材料が出なかったという事情もあり、
強烈に売り込む動きも観測されませんが、
2万円を再トライするような強さもありません。
相場に参加するプレイヤーも少なくなっており、
非常に狭い値幅にとじ込められた格好です。
しかし、「波風穏やか」かというと、さにあらず。
内外の情勢が「波風穏やか」ならば、
日経平均は2万円を大きく超えていて不思議ではなく、
そうはなっていないことが事態の深刻さを物語っています。
米国も半島も日本国内も超ド級の事態が進行中で、
一歩間違えばどんな悲劇になるか予想できないだけに、
株価位置だけ見て「全力買い」をするのは、
ちょっとリスクが大きいと思われる局面です。
先週からは、米国政治や北朝鮮情勢とは別に、
日本の国内政局も「要注意」の要素が出てきました。
まあ、いつもながらの「お約束」の展開ならば、
このまま行けば政権側が「逃げ切り」となり、
「熱い夏」への「期待」が高まりそうではありますが、
前号メルマガ(第162号:5月28日)で書いたように、
終盤国会の対応をひとつふたつ間違えると、
安倍政権の命運にもかかわりかねない局面だけに、
もうしばらくは細心の注意が必要といえます。
今日から「共謀罪(テロ等準備罪)」の審議が、
いよいよ参議院で始まるというところですが、
終盤国会の本当の焦点はこの法案ではなく、
もう少し違うところにあるということは、
前号メルマガに詳しく書いた通りです。
国会閉会まであと3週間ほど。
安倍政権が「逃げ切り」に成功して、
「本懐」を遂げるべく「最後の戦い」を展開するか、
あるいは安倍政権にも「まさか」が発生し、
「大波乱」の夏を迎えるかのギリギリの駆け引きが、
虚々実々、嘘とマコトをとりまぜながら、
最後の最後まで繰り広げられることになりそうです。
投資家は皆、国会関連のニュースには、
目を離してはいけない展開がしばらく続きますので、
そのつもりで気を引き締めて参りたいと思います。
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