「不透明さ」に支配される相場展開。
昨日の日経平均は反発。
カナダとメキシコへの「関税」が、
ひと月ほど延期されることになり、
市場のパニックもいったん収束し、
反発・上昇に転じた形になりました。
もっとも前日の大幅な下落に対して、
上昇幅はさほど大きいものではなく、
戻りの勢いが持続するかどうかは、
よく見極めたいところであります。
トランプ政権が交渉の材料として、
自国経済への悪影響も考慮せず、
「関税」を多発してくること自体、
世界経済の全体にとってみての、
大きなリスク要因となるものです。
いつそれが発動されるかもわからず、
常に先行きが「不透明」になることも、
市場の重石として作用するといえます。
一方、日本国内に目を転じるならば、
通常国会での論戦が本格化しており、
石破政権が苦戦を強いられています。
国内政局の「不透明」さについては、
前号メルマガ(第563号:2月2日)で、
詳しく指摘しているところですが、
予算審議は異例の経過を辿って、
異例の採決になる可能性もあり、
与党にとっても野党にとって、
再編含みの結果になりかねません。
政局の推移の如何によっては、
市場への影響もまた大きいため、
最新の情勢をあらためて整理して、
次号メルマガ(第564号:2月9日)で、
今後の展望を分析する予定でおります。
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