「ゼロコロナ」後の中国から何がもたらされるのか。
昨日の日経平均は続伸。
ただし上昇幅は小さくとどまり、
むしろ上値の重さが意識されました。
中国の「ゼロコロナ」撤廃により、
経済活動が再開することへの期待と、
進行中の猛烈な感染爆発がもたらす、
悲劇的な事態への懸念が拮抗して、
積極的に買いづらい雰囲気です。
「ゼロコロナ」撤廃の「後」に、
何が起こり得るのかという点を、
前号メルマガ(第453号:12月25日)で、
点検しているところでありますが、
実際、かなり不安な要素は多いです。
中国旅行客の出国解禁により、
インバウンドが活性化するのは、
朗報といえなくもないですが、
現地の感染状況の実態が不明で、
どんな変異株が出現するのか、
全くわからないという状況で、
大量の中国人を受けいれた時、
いったい何が起きるのかというのは、
誰しも不安に思うことでしょう。
さすがに岸田政権も慎重になり、
入国制限を行う方針のようですが、
こうしたことも重石となって、
日経平均の上昇も制限されています。
こうして燻り続けている不安が、
年末年始の薄商いのさなかに、
破裂してしまうことはないかなど、
注意すべき事柄は多いですので、
引き続き株価位置を睨みつつ、
相場の動きを注視したい局面です。
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