「物価上昇」と「引き締め」と株式市場の今後の展望。
昨日の日経平均は反発。
米国の株高などにも支援され、
前日の下落分を埋め合わせて、
反発しての上昇を記録しました。
やはり、この株価位置付近から、
下げが加速していくというのは、
考えづらい相場環境であることは、
前号メルマガ(第451号:12月11日)で、
詳しく点検している通りです。
昨夜は米国の「物価上昇」が、
また少し鈍化してきたことが、
株式市場でも好感されるなど、
引き続き上昇の支援材料があり、
日経平均にも一定の上昇圧力を、
期待できる状況といえます。
ただ、「物価上昇」の伸びが、
多少、小さくなったとはいえ、
物価が下落したわけではなく、
金融政策の「引き締め」は、
今後も続くとみられます。
「物価上昇」と「引き締め」が、
同時に続いていくというなかで、
景気が向上していくというのも、
なかなか考えづらいものがあり、
株価が「強気」に転じるには、
どうも材料が不足しています。
膠着気味の値動きが続き、
上に行くにも下に行くにも、
決定的な材料に欠けており、
今後、諸情勢がどう変化するかを、
見極めている状況でありますのが、
事態は刻一刻と動き続けており、
ドラスチックで大きな動きが、
いつどのタイミングで発生しても、
おかしくはない状況であります。
次号メルマガ(第452号:12月18日)で、
内外の情勢をあらためて整理して、
今後の展望を分析する予定です。
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