「情勢緊迫」と株式市場の今後。
(午前1時30分の更新です)
昨日の日経平均は小幅に反発。
朝方から下値模索が継続して、
大きく下落して始まりましたが、
下げが一段落したとみられるや、
利確のための買い戻しが発生し、
自律反発的に上昇していきました。
大きな下落の後の反発というのは、
スピードがつくことも多いもので、
引けにかけて一気に値を上げて、
プラス圏で取引を終えています。
もっとも情勢が好転したのを、
好感して買い戻されたのではなく、
大きな下落局面でよくみられる、
不意のリバウンドのようでもあり、
これをもって不安心理が遠ざかり、
株価が反転上昇に向かうようには、
決して思えない反発の動きでした。
案の定というべきか欧米時間では、
緊迫化するウクライナ情勢などを、
市場参加者がまた織り込み始めて、
再び大きく下げてしまっています。
ウクライナをめぐる情勢について、
ロシアと米国それぞれの決断が、
どれほど大きな意味を持つかを、
前号メルマガ(第405号:1月23日)で、
詳細に分析しているところですが、
米英もロシアも「その時」に備え、
自国民の避難や保護といった、
「開戦前夜」の動きを始めており、
情勢が非常に緊迫しています。
さらには「地政学リスク」が、
物流や原油などに影響を与え、
「物価上昇」を促進するという、
嫌な可能性があることもまた、
前号メルマガで指摘しています。
米国で製造業PMIが振るわず、
長期金利が下がっているのは、
良い側面もある材料といえますが、
いずれにせよ景気と経済の先行きに、
不透明感が漂うのは事実であります。
情勢は刻一刻と変化しており、
かなり極端な展開になることも、
十分にあり得る状況ですので、
どのように事態が転んだとしても、
きちんと対処できる備えは必要です。
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